投資歴20年のmasaさんのブログ
米国株は富裕層に対する増税方針で急反落
情報誌に掲載されました
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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。
4月23日 金曜日
米国株について
ダウ平均は321ドル安の33815ドルで取引終了。
小安く寄り付いた後は少しずつ戻しますが、午後に富裕層への増税方針が伝わると一気に急落。安値では400ドルを超える下げ幅になりました。その後は買い戻されるも上値は重く、321ドル安で反落。
〇主要3指数の動向
ダウ平均 0.94%安(321ドル安)
ナスダック 0.94%安
S&P500指数 0.92%安
〇ダウ構成銘柄の動向
4銘柄が上昇、 26銘柄が下落しました。
上昇率の高い順
セールスフォース 0.34%高
マクドナルド 0.30%高
ビザ 0.05%高
スリーエム 0.01%高
下落率の高い順
ダウ 6.00%安
ウォルグリーン 2.72%安
JPモルガン・チェース 2.11%安
インテル 1.77%安
シェブロン 1.73%安
〇富裕層への増税方針で一変
年収100万ドル(約1億円)以上の富裕層を対象に、キャピタルゲイン税率を現行の20%から39.6%にほぼ倍増。所得税の最高税率を現行の37%から39.6%に引き上げることを表明。これを教育、医療・介護分野のインフラ投資計画「アメリカン・ファミリープラン」の財源に充てるようです。
これをキッカケに、前日値付近まで戻していた株価は一気に売り込まれ、安値では400ドルを超える下げ幅になりました。その後は買い戻されるもショック安は収まらず321ドル安で取引終了。
但し、増税率は決定ではなく提案なので、示された増税率より低くなる可能性もあります。また、増税の対象が年収1億円以上なので、支持する国民も多いのではないかと。経済は少しずつ回復しているとはいえ、コロナで苦しんでいる人は沢山います。高所得者の増税でインフラ投資が充実するなら、長期的な観点からプラスになるはず。このようなことから、本日の下落は過剰反応で数日のうちに落ち着いてくるのではないかと。
〇日柄調整
直近の相場は、34000ドルまで上昇したあと同水準で揉み合い続けています。いわゆる日柄調整なので、需給関係は悪化していません。短期で大きく上昇してきたことから、当然の一服。
〇前日と逆の展開
前日は主力の外需が買われて、ディフェンシブ性の高い銘柄が控えめでした。本日は、外需が軒並み下落、ディフェンシブが底固い展開でした。
〇目先の下値抵抗と上値抵抗
下値は33500ドルで、上値は34100ドルになると考えています。