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東芝の今後と株価の予想

4/15訂正、¥6,200はエフィッシモではなく、オアシスでした。
【結 論】投資としては大いに期待が持てる。東芝ブランド好きに人は買い。ただ不確定要素が多い。株価予測¥6000(5月14日ころ)
【理 由】おそらく、CVC¥5000、オアシス¥6200、その他¥6200以上(例えば¥7000など)という価格提示があり、それによって株価が大きく値動する可能性が高い。しかし、落ち着くところは¥6000位ではないだろうか?
本問題は1か月程度かかるが、5月14日の2020決算発表目指して、比較的早く話がまとまるのではないか。少なくとも、詳細は別として大枠は決まるとおもう。前回のメモリ事業でWDと揉めたような二の轍は踏まないはず。
【記 載】事実上の車谷氏解任であった。綱川会長が社長に再登板。エフィッシモ(アクティビスト)へ歩み寄りへ。なお、CVC提案の先行きは現在不明で、他の投資ファンドも買収について名乗りを上げている。
車谷氏については会社からは自己都合による退職と説明された。(今までの車谷氏の実績に対する一定の配慮、労いを込めたものであろう。)
綱川新社長にとって、手腕の発揮のしどころ。前回は傍流からの社長登用、原子力事業の不始末等など敗戦処置を押し付けられてしまい、非常に苦しい状況からのスタートで忸怩たる思いで乗り切ったものと想像する。そんな綱川氏が引き受けたのは、『東芝社内に、自分(綱川)以上の強い意志と行動力を持つ適任者がいなかったから』ということであろう。人材育成は急務としても、喫緊の今、東芝再生は最後のチャンスだと思う。おそらく、ここで適切な対応を取らねば、企業の存在価値に関わる不適切な処理をする可能性がある。そのことは、内部の人間はよく理解していると思うので、求心力、社を、社長を核とした求心力が結構強く働くのではないかと想像する。
アクティビストは「ハゲタカ」と揶揄されるが、私は必ずしもそうでは無いのではないと好意的に考えている。株式会社としてありながら、『御社のルール』で自浄作用の働かず、外部環境にも取り残され、「かつての名門」となってしまったのではないかと感じる。分社化し、各社がそれぞれ強みを生かしグループとしての強みシナジーが無ければ別にブランド名はいらない。今のところ好対照なのがソニーかと思います。しかし奢れるものも久しからず…。(今日の「日経新聞、私の履歴書 東京エレクトロン 東氏 の記事が面白いです。)
【予想と期待】事業計画は見直し、一部事業の切り離しは既定路線。切り離すべき事業としてはまず採算性の低い事業、成長期待の低い事業。次に原子力事業のような政府等の規制が強く働く可能性のある事業のように経営の自由度が低い事業、これらは株主から観たら魅力ある事業ではないだろう。(ここで、日本でも米国のように強力な事業支援をできれば話は別だが、今のところ期待できない)具体的にはインフラシステム(構築)、デバイスプロダクトなどROS3~4%のものから精査をして、①業界動向、成長期待、②グループ内で保持する理由、が無ければ積極的に売却してしまうか連結外、分社化し競争力を上げさせる。
データサービス、インフラサービス、インフラシステムはシナジー効果があるとうたっている(ただ抽象的)ので、より明確に事業体の在り方を詰めるのがよいのかもしれないが……。
あと、綱川氏は『中繋ぎ』意識ではなく、もっと安心・信頼されるトップとして頑張っていただきたい。でないと外部から突かれて、バラバラになってしまう。
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