◆QDレーザ(6613)こちらもかぶり銘柄で高値奪還なるか?

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2021/03/11 - 株プロサラリーマンさんの株式ブログ。タイトル:「◆QDレーザ(6613)こちらもかぶり銘柄で高値奪還なるか?」 本文:QDレーザ(6613)が戻りを見せています。2021年IPOの中で強い動きを見せていた同銘柄。高値2070円をつけた後に下落していましたが、高値奪還できるのかに注目が集まります。QDレーザ(6613)

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.

◆QDレーザ(6613)こちらもかぶり銘柄で高値奪還なるか?

QDレーザ(6613)が戻りを見せています。2021年IPOの中で強い動きを見せていた同銘柄。

高値2070円をつけた後に下落していましたが、高値奪還できるのかに注目が集まります。


QDレーザ(6613)の企業情報まとめ

企業名
QDレーザ

銘柄コード
6613

上場市場
東証マザーズ

本社所在地
210-0855 神奈川県川崎市川崎区南渡田町1-1 京浜ビル1F

時価総額
529億円

現金等
---万円

有利子負債
--円

PER
---倍

PBR
33.47倍
その他網膜に投影する技術に期待感、半導体関連としても。

QDレーザ(6613)の事業内容は量子ドットレーザーとレーザー網膜投影


QDレーザは富士通からのスピンオフ企業となります。2006年に富士通研究所がもつ量子ドットレーザー技術を活かす為のベンチャーとして発症。その後東京大学との共同研究などを行い、2008年には「-40~100℃で動作する光通信用量子ドットレーザを世界で初めて実現」するなど高い技術力を持ちます。2009年には「光通信用10Gbpsの量子ドットレーザを世界で初めて実用量産化」となりました。

その後は高いレーザー技術を活かし、アイウェアの開発も。2016年には「網膜走査型レーザアイウェア技術」が賞を取るなど同分野でもその技術力を生かしています。網膜走査型レーザアイウェアは簡単にいうと、失明した人に映像を届けるもので、視覚障害者への大きな手助けになるものです。国際展開する為には、単なるメガネなのか医療機器なのかで国ごとの法規制がかわるのでハードルが高いですが、国内では医療機器として臨床試験を行っています。

基本的には先端技術の開発を中心に行っており、事業としては赤字が続く研究開発段階ですが(だからこそ上場して資金調達を行っています。)実用化する商品もでてきており、今後の成長に期待が持てます。


QDレーザの狙いは成長性とIPO

QDレーザに一番注目しているのはその成長性です。

半導体レーザ技術は上述の通り高いものをもっており、半導体の結晶成長や量子ドット技術など他社にないものを持っています。

シリコン回路の進化やレ-ザー加工技術を用いる、半導体レーザー市場は7700億円規模とされており、この市場を取る事ができれば高い成長とあんります。

また、Low vision(視覚障害者)向けのアイウェアに関しても9000億円を超える市場規模とされており、この市場開拓にも期待が高まります。

やるやる詐欺にはご注意を

成長期待が高い事はご理解いただけたと思いますが、現実には赤字企業です。

将来的には収益化しないといけません。高い技術だけあっても、ユーザーに需要に合わず収益化ができなければ単なる赤字企業です。

現在の株価は上記の市場をある程度取れるという高い技術力への期待を背景に形成されています。これが剥落した場合には株価は下落となるので注意です。

そんな事はないと思いますが、アンジェス(4563)のようになったらいつまでも研究開発段階で資金調達するばかりになってしまいますので。


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