いちろうの法則とは【2021.1.31】
テクニカルの考え方によって底値と判断された銘柄を売買する逆張りの手法です
100~300円の低位株を対象とし
スクリーニングという手法により
3つの指標によって直近1か月間の株価(終値ベース)を使い
底値と判断された銘柄を抽出します
更に、4つの業績数値を使い、4つ(ABCF)のランクに分け
できるだけ優良銘柄を売買し、安全な投資を実施します
スクリーニングは某証券会社の機能を使います
終値に対して発生した銘柄を翌日の始値で仕込み
仕込んだ株価から15%上昇した時点で利食い手仕舞いとするものです
1999年11月から法則を運用し、2021年1月末現在
延べ10004銘柄について検証を重ね、的中率は93.3%を誇ります
銘柄については最初に発生した時点を対象にしています
相場の状況、銘柄の状況によっては連続して法則によって抽出されますが
あくまで、最初の発生株価が対象です
また、上場区分別実績は
東証1部は94.3%、2部は93.1%、ジャスダックは93.3%、マザースは97.9%
更に、ランク別実績は
Aランク95.1%、Bランク93.8%、Cランク93.3%、Fランク91.1%
以上の結果となっています
年別的中率は
1999年は93.4%、2000年は92.3%、2001年は89.6%、2002年は90.9%
2003年は96.2%、2004年は96.4%、2005年は96.3%、2006年は88.9%
2007年は81.0%、2008年は92.5%、2009年は96.3%、2010年は91.9%
2011年は95.9%、2012年は98.7%、2013年は98.2%、2014年は98.5%
2015年は93.9%、2016年は97.9%、2017年は93.9%、2018年は96.4%
2019年は93.1%、2020年は96.4%
さて、この15%利食いは1999年当時の株式相場売買実態から設定しました
粗利で10%、売買手数料2%、所得税3%で15%です
当時の証券会社の手数料は今のネット証券とは異なり非常に高額でした
今のネット証券の手数料を勘案すると13%が妥当ではないかと思います
また、30万円を一つの括り(ユニット)として捉え
30万円の利益が積み上がった時点でユニットを増やします
ユニットを増やしながら億万長者を目指すというものです
損切の考え方について様々なご意見をいただきました
損切設定を投資期間2か月、30%下落損切という形で
2016年から実績を積み上げてきました
これまで3年間実績を積んできた結果として理解できたのは
世に言う機械的な損切設定は不要であるということです
相場は生き物です
よって、相場の状況に合わせた実践的な考え方の方が必要であり
その力を身に着けることが損切の判断ができるものと考えます
1年間を1つの相場の括りとした場合
夏至に陽が極まり、冬至に陰が極まるという表現がわかりやすいと思います
陽が極まる状態において、買いで仕掛けることは簡単ではありません
このような時期に発生したいちろう銘柄の結果は
決して良い結果がもたらさせる状況ではないことは過去の結果が示してくれています
ただ、いちろうの法則によって抽出され銘柄は必ずと言っていい程反転上昇をします
その反転上昇の状況が5%なのか15%なのかを見極めることが利益確定するのです
これまでの15%利食い実績は、あくまで基本であり統計データであることを認識し
自分の投資スタイルに見合った手法へと変化してほしいと考えます
いちろうの法則の実力は1年間を通じて
見て、感じて頂かないと理解できないものと思います
この法則によって、しっかりと実力をつけて相場を楽しむことを望みます