怪談ヨコヨコヶ淵、聞いたが最後、春夏秋冬いつでも背中に冷たいアセがたらぁ・・・
怪談ヨコヨコヶ淵、もみ合い持合いヶ淵ともいう。うかれたトレーダーの資金を、根こそぎ溶かす。あっちも、淵に引きずり込まれて溺れかけ、性懲りも無くまた溺れかけ・・・ 背筋が凍る。ここ数ヶ月間、ルンルンで利益が積み上がっていたとしよう。
ところが今月、同じ手法で同じようにやっているにもかかわらず、ロスカット連発。地味にジワジワ損失が累計していく。今までと同じようにやっていて、特段ミスもないにもかかわらず、ロスカットが続く。それは足下にヨコヨコヶ淵が捕食態勢を整えて待っているか、既にヨコヨコヶ淵に取り込まれた証拠だ。
トレードは、大きくて強いトレンドに乗っていれば、少々腕がなくとも利益が出る。強い方向性にのっていけば、全く腕が無くてもトレンド様が稼がせてくださる。
ところが方向性が弱くなり、値幅が小さくなると、少々いいエントリーをしたところでロスカット連発だ。強いトレンドのあとには、もみ合いに入ることが多い。もみあいは、トレンドと値幅が小さくて横にテロテロしている時期で、買ってロスカット空売ってロスカットになりやすい。性悪女やダメンズに貢いでいる程度にはタチが悪くて、さっさと逃げないと破滅もんだ。
この手の状態に落ちたとき、プロは相場全体を見直す。ロスカットの大小にかかわらず、連敗したら立ち止まる。そして、投入金額を減らすなり休むなりして、ヨコヨコヶ淵から身を守り資金を死守。
セミプロは、自分のトレードを見直す。さしたるミスもないと判断し、そのままのトレードを継続実行する。アマチュアご一同様は、損をとりかえそうとして投入金額を上げ、無理なトレードに突っ込む。
両者ともに、ヨコヨコヶ淵に引きずり込まれて、トレンドにのって積み上げた利益を溶かしまくる。
今自分が、どういうトレンドでトレードしているのか。連敗したら立ち止まって確認しろ。もみあいヨコヨコヶ淵に取り込まれるぞ。
何かおかしいと焦りながら、トレード続行していたバカ者に教えてやりたい。せっかく積み上げた利益を飛ばしまくっていた、トレードの樹海漂流中のあっちのことだ。
ヨコヨコヶ淵からは逃げろ。
あっちがイタイ目をみて得た教訓だ。