2020年は新型コロナに始まり新型コロナで終わるという激動の一年でした。
世界経済は疲弊し、どん底の状態で新年を迎えることになりますが
2021年は政治が如何に経済復興を成し遂げるかが最大の課題だと思います。
今年米国では大統領選挙が泥沼化し醜態を晒す結果になりましたが
否が応でも来年1月6日に開かれる特別両院合同会議で決着する予定です。
また前日の5日、ジョージア州で行われる上院議員決選投票も注目です。
民主党が2議席確保すれば上院下院のネジレ現象が解消されるため
市場は固唾を呑んで結果を見守るでしょう。
一方、2021年の相場環境は概ね良好との見方が圧倒的に多く感じられ
日経平均も3万円を突破するという強気の予想が多数派を占めていますが
仮にそうなるとしても、順風漫歩という訳にはいかないと思います。
何故なら新型コロナワクチンの接種が段階的に始まったことで
材料出尽くし感は否めませんし、米新政権の政策も未知数です。
しかしそれ以上に日本の政治が気掛かりです。
内外の菅政権に対する評価は決して良好とはいえず
このまま支持率の低下が続く様であれば短命政権になりかねません。
株式投資に於いては海外勢が最も嫌うパターンです。
以上のことから、2021年の日経平均株価は「3万円が近い様で遠い」
そんな一年になりそうな気がしています。
最後に、今年一年みんかぶの皆さんには大変お世話になりました<(_ _)>
そして2021年が皆様にとって実り多い年になる様心よりお祈りしています。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい!