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首の皮一枚で調整相場とはなっていない

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -200.94 @30,015.51, NASDAQ +65.40 @12,807.92)。ドル円為替レートは103円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,158に対して、下落銘柄数は942となった。騰落レシオは95.57%。東証1部の売買代金は1兆8106億円。

TOPIX +4 @1,765
日経平均 +88円 @26,525円

日経平均は小高く終えた。新型コロナウィルスの変異種による感染拡大を警戒する売り圧力がある一方で、ワクチンの接種開始による経済回復を期待する買い圧力がある。両者の力のバランスが変化することにより世界の株式相場が動いている。本日の日本株相場では後者が競り勝った。ただ、株価の売り材料も出た。12月22日に米議会で可決した追加経済対策に対して内容が不十分だとして米トランプ米大統領が文句を付けたため、米ダウ工業株30種平均の先物相場が下落して、日経平均も連れ安する場面があった。

日経平均の日足チャートを見ると、明確に10日移動平均線は割り込んだものの、本日は小幅高となりまだ上向きの25日の僅かに浮上した。チャート的には首の皮一枚で調整相場とはなっていないと言える。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、医薬品(2位)、電気機器(3位)、水産・農林(4位)、電気・ガス(5位)となった。

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