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前澤周平氏の関係性

ZOZOTOWNを創業したことおなじみであり、現在は株式会社スタートトゥディで社長を務めているの前澤友作氏。実はこの前澤友作氏に弟がいることは意外と知られていません。しかも、会社の社長を務めていますが、兄と違い、弟はあまり表舞台に姿を見せないので知らなくて当然です。その前澤周平氏ですが、クレアホールディングス(1757)の社長になるのではないかと噂されています。

クレアホールディングスでは11月に臨時株主総会の招集が株主側からあったものの、株主側のやり方がおかしいとクレームが入ったことで、臨時株主総会の招集を中止しました。この招集を企画したのがオリオン1号投資事業有限責任組合です。実はオリオン1号投資事業有限責任組合の株式の多くをスペース投資事業組合が押さえており、このスペース投資事業組合のほとんどの株式を持っているのが前澤周平氏です。

オリオンの社長である岡本武之氏、そのバックに控える前澤周平氏、この2人の存在がクレアホールディングスを激しく揺さぶっているのです。

ネット掲示板で急に出された周平の噂

2020年2月、投資家が書き込めるネット掲示板において、突然前澤周平氏の名前が出てきました。クレアホールディングスの社長に前澤周平氏がなる可能性があるという書き込みです。前澤周平という名前は、前澤友作氏を調べた人なら出てきますが、あまりピンとは来ない人がほとんどです。その弟がクレアホールディングスの社長になる、あまりにも唐突すぎで話題にならないほどでした。

当然のことながら、この時点で前澤周平氏がオリオンの株を多く握る人物とは投資家もわかりませんし、経営者ぐらいでないと分かっていないでしょう。そんな中で前澤周平氏の存在が唐突に出されたのです。これに加えて、コロナ関連銘柄になるまでに印象付けられたことで、その期待の高さから株価は一気に伸びます。最終的に10倍近い伸びを見せるなど、時価総額もそれだけ増えました。

この間、前澤周平氏がクレアホールディングスの社長になるという話題は出てきません。肝心のクレア側もその情報はつかんでおらず、臨時株主総会における取締役候補にも出てこない状況です。

オリオンは何が目的なのか

岡本武之氏がトップを務めるオリオンはそもそも何がしたいのか、考えられることとして「企業再生M&A」が挙げられます。「企業再生M&A」はクレアの傘下になり、株券交換を行うことで総合的な関係性を強め、一緒になって成長していこうというものです。この一連の動きについて、順張り再生株案件ではないか、企業再生M&Aで資金集めをしているのではないかという話題が浮上します。将来的にクレアの株は100円を超えるとされ、その時点では20円とか30円だったことを思えば劇的な伸びです。

臨時株主総会の議案には中小企業ホールディングスプロジェクトなるものがあり、企業再生M&Aを実行しようとしています。オリオンはMTキャピタルマネジメントと共に先導しています。

会社側が警戒を強める順張り再生株

2021年にも予定される臨時株主総会では、11月よりも経営者に激しく迫る内容、提案になっています。万が一この提案が完全に通った場合、岡本氏では力量不足とばかりに、前澤周平氏待望論が巻き起こり、結果的に自らが会社の社長になる可能性はあります。岡本氏の思うがまま、様々な媒体で株価を動かそうとし、投資家を誘導しようとします。株価をどれだけ上げるか、そこに命を懸けるようになれば、会社の未来は終わってしまう可能性が高いです。

前澤周平氏の名前は臨時株主総会のやり取りでほとんど出てきませんが、株主側のバックに控えていることは間違いありません。どんなアクションをとるのか、びっくりさせる行動を起こすのかにも注目です。

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