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「治に居て乱を忘れず」

昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +470.63 @29,950.44, NASDAQ +94.84 @11,924.13)。ドル円為替レートは104円台半ばでの推移だった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が753に対して、下落銘柄数は1,347となった。騰落レシオは94.63%。東証1部の売買代金は2兆7284億円。

TOPIX +3 @1,735
日経平均 +108円 @26,015円

米製薬大手ファイザーに次いで米バイオ製薬のモデルナもコロナワクチンの臨床試験で高い有効性(94.5%)を示したと発表した。ファイザーのものはマイナス70度で保存しなくてはいけないのに対して、モデルナのワクチンは冷蔵庫での保存が可能だという。新型コロナウィルスのワクチン開発の進展により、景気が回復するとの期待から米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新したが、これでダウ平均は11月に入って3,400ドルも上げただけでなく、S&Pも同期間に10%も上げたことになる。この米国株の上昇を受けて日経平均は続伸して一時150円上げた。先行してかなり高くなった成長株が売られて、反対に今まで出遅れ気味の景気敏感株などバリュー株が買われた。

日経平均の日足チャートを見ると、高値を更新し、下ひげを引いたほぼ寄引同事線となった。まだ上に行こうとする力が強い。ただ、25日移動平均線乖離率が8.0%になるほどのピッチで上げてきたので必ず早晩、この勢いが止まりある程度の調整があるはずだ。新型ワクチンの開発が進み実用化の期待が高まっていることに加えて、米大統領選挙という不確実性もほぼ消えた。世界の投資環境は徐々に改善しつつある。他方、新型コロナウィルスの新規感染者数は高止まりしているにもかかわらず、追加経済対策を巡る米与野党は同意できずに揉めている。そして、世界の株式相場は当面の好材料をすべて織り込んでしまったように感じる。「治に居て乱を忘れず」を忘れないようにしたい。これが杞憂に終われば良いが。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、鉱業(2位)、保険(3位)、鉄鋼(4位)、陸運(5位)となった。

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