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山のあなたの空遠く 2年9月8日(火) 16時03分

山のあなたの空遠く
「幸(さいわい)」住むと人のいう。

ああ、われひとと尋(と)めゆきて、

 涙さしぐみ、かへりきぬ。

 山のあなたになお遠く

「幸(さいわい)」住むと人のいう。


カール・ブッセ「山のあなた」 青空文庫に掲載の上田敏「海潮音」から


 これは、小学6年生の頃です。1月頃ですか。もう6年生も終わりで、中学へ行くのかと、思っていた頃、「6年の学習」とかという、月刊誌の最後の方に、載っておりました。この頃から、自分と他の人、そしてこれからの、中学での生活を、考えるように、なりました。


 この詩を、こんな風に考えました。幸せというのは、はるか彼方にあると思って、遠くの方に、行ったとしても、その先には、さらに、遠くがある。

どこまで、行っても、その遠方がある。これは、その先その先で、きりがない。


結局、幸せは、考えるだけで、そこには幸せはない。はかない希望を、持っても、それは得ることができない。なんと、人生は、無常で空虚なものかと。


 台所で、釜の火を焚きながら、その火を見て、これは、考えても、考えても、その先があり、無限の先になる。


そう思いながら、火を見ていると、煙が目にはいるし、目と顔が熱くなる。そんなまま、何時の間にか。釜とか、鍋とかが、炊きあがってくる。終わりが、ないまま、かまどの火たきは、終わってしまった。


 この詩の本当の意味は、分からぬ。しかし、どこまで行っても、得られないものではと、思ったものです。数十年経過し、今でもこの詩を思い出すと、幸せは得られないものだと、つい、今でも思ってしまう。



 



6件のコメントがあります
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    小督さん
    2020/9/8 21:54
    こんばんは 

    もとはドイツ語の詩なんですね。
    ちょっとわかりにくいなあと思いましたが、
    言葉の響きや韻を踏んでいることを確認しながら、
    読むものなのでしょう 

    幸せの鳥は自分のすぐ近くにいるとか、知足とか、
    多くを望まないように諭すものが多い中、
    「山のあなた」は片思いを詠んでいるのかと思いました
  • イメージ
    堅実さん
    2020/9/8 22:52
    小督  さんへ


    「もとはドイツ語の詩なんですね。
    ちょっとわかりにくいなあと思いましたが、
    言葉の響きや韻を踏んでいることを確認しながら、
    読むものなのでしょう 」

    そうだったですか。

    「幸せの鳥は自分のすぐ近くにいるとか、知足とか、
    多くを望まないように諭すものが多い中、
    「山のあなた」は片思いを詠んでいるのかと思いました 」

    これは、我流に解釈したものです。
    詩の解釈は、一般的でなくても、よいと、最近、思っております。
    それは、学校の試験ではないので。

    「山のあなた」は片思いを詠んでいるのかと思いました 」
    その可能性も、あるのでは、ないですか。
    かなわぬ、恋を、いくら呼んでみたとて、
    結局は、徒労に、終わってしまった。
    しかし、恋心は、まだ、彼方を、見つめているとも、解釈できます。

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    yoc1234さん
    2020/9/8 23:22
    こんばんは。

    いいですね。

    こういうことを見たり聞いたりできる余裕。

    いい人生ということですね。

    年老いて、いまだに道路で交通整理しなくていけない人見ると、

    ついつい声をかけてしまいます。

    頑張ってくださいと。
  • イメージ
    堅実さん
    2020/9/8 23:26

    yoc1234  さんへ


    「いいですね。
    こういうことを見たり聞いたりできる余裕。
    いい人生ということですね。」

    齢をとりますと、昔の事ばかり、思い出されます。
    古い、記憶が、出てくるのです。

    「年老いて、いまだに道路で交通整理しなくていけない人見ると、
    ついつい声をかけてしまいます。
    頑張ってくださいと。 」

    これも、よいですね。
    社会が、少しでも、よくなります。



  • イメージ
    tukumodayoさん
    2020/9/10 11:53
    Ef729b78f 6d998796a 90352f382 






    堅実さんへ


    幸せの青い鳥は、準備の整った場所にしか舞い降りては
    くれないとの事であり、人それぞれに、幸福感は異なると
    思いますが、自分なりの幸福感を振り返ってみますと

    2日間殆どアトリエから出ずに、珍しく集中して描いた
    鉛筆画が完成した瞬間であり、最後2Kのラストスパートで
    ヘロヘロに苦しみながらも、昨年の市民マラソン完走記録を
    更新した瞬間であり、17歳の頃に書き留めていた小説の
    プロットを掘り起こして、約1月間を要して作品として完成さ

    せた瞬間であり、25キロにも及ぶ厳しい山岳ルートを踏破して、
    ふもとの温泉に浸かった瞬間であり、無人島で昼寝してる間に
    嵐の如く、大荒れとなった海原を2時間近くもマリンジェットに
    乗って高波と格闘しながら、やっと生還した港で熱いコーヒーを
    飲んだ瞬間であり、ボンベを背負い深い海の底に
    横たわり、蝶の如く乱舞するアジの群れのキラメキを見た
    瞬間であり、その全てに共通しているのは、命や素養を
    倦怠や怠惰から解き放ち、鍛錬、昇華している瞬間であったと
    再認識致す次第であり、充実した幸せな人生を謳歌するためにも
    素養や命を、刺激し続ける努力が必要なのだと、再認識する
    小生でした。


    最近の幸せ感は、清流の森でワン子と戯れてる瞬間ですね。

    小鳥のさえずりや清流のせせらぎや、木立の間から射し込む

    光とかに包まれて、のんびりとしている瞬間ですね。

    田舎に住んでおりますので、自然の恵みが幸せですね


  • イメージ
    堅実さん
    2020/9/10 13:44

    tukumodayo  さんへ


    拝読致しました。

    そういう事ですか。

    随分、いろいろなことを、経験しておりますね。


    鉛筆画は、よいですね。絵が、上手ですね。

    本格的な、感じがします。


    「17歳の頃に書き留めていた小説の
    プロットを掘り起こして、約1月間を要して作品として完成さ

    せた瞬間であり、」


    ここは、私と似ておりますね。

    若い頃、作詩をしました。

    2,3年前ですか、「梅田トンネルの怪」という、小説をみん株に、載せたことがあります。



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