はるるっぴさんのブログ
スペイン風邪の教訓
素人のひとりごと日記です。
正しい情報は、信頼できる専門家へ
歴史の教訓としてスペイン風邪の日記を
最初に書こうと思っていましたが、後にしたところ、
メディアに登場する専門家からも
スペイン風邪の話が出るようになりました。
後出しジャンケンになりますが、約100年前のスペイン風邪の教訓は
現在のコロナ危機を考えるのに重要なので、日記を書くことにします。
スペイン風邪
最初に発生したのは、アメリカが発生源と考えられていますが、
スペイン風邪と呼ばれています。
スペイン風邪とは何か
Wikipediaより引用します。
スペイン風邪は1918-1920年に世界各国で極めて多くの死者を出した
インフルエンザによるパンデミックの俗称である
第一次世界大戦時に中立国であったため情報統制がされていなかった
スペインでの流行が大きく報じられたことに由来する
（スペインが発生源という訳ではない）
1918年1月から1920年12月までに世界中で5億人が感染したとされ、
これは当時の世界人口の4分の1程度に相当する
死者数は1億人に達した可能性も指摘されるなど
人類史上最悪の感染症の1つである
（Wikipediaより）
このスペイン風邪で起きたことを
現在の新型コロナウイルス感染症に当てはめると
スペイン風邪
第一波 1918年3月
アメリカのデトロイトなどで最初の流行があり、
アメリカ軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡り、
5月から6月にヨーロッパで流行した
新型コロナウイルス感染症
第一波 2019年9月
武漢コロナウイルス発生（中国当局が3ヵ月間情報を
ストップしていたので最初に報道されたのは12月）
スペイン風邪
第二波 1918年9月（第一波の半年後）から約半年
秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性がさらに強まり
重篤な合併症を起こし死者が急増した
新型コロナウイルス感染症
第二波 2020年3月（第一波の半年後）～9月？
世界的な流行になる
スペイン風邪
第三波 1919年3月（第二波の半年後）～10月
第2波と同じく世界で流行した
さらに、最初に医師・看護師の感染者が多く
医療体制が崩壊してしまったため、感染被害が拡大した
新型コロナウイルス感染症
第三波 2020年9月（第二波の半年後）～2021年3月？
仮にスペイン風邪と同じ経緯をたどるとすると、
今回の新型コロナウイルス感染症の終息時期は2021年3月になります。
（もちろんどうなるかわかりません）
アメリカのフィラデルフィア、サンフランシスコ、
ニューヨーク、セントルイスの当時の統計を見ると、
フィラデルフィアを除き、感染流行の第二波がありました。
現在の新型コロナウイルス感染症で見ると
次の第三波を警戒する必要があると思います。
もちろん、100年前と現在とでは、医療の進歩もあり、
簡単に比較できるものではありませんが、
パンデミックの専門家は、スペイン風邪の教訓を参考にしているので
一般人も参考にしてもよいと思います。
スペイン風邪が終息したのは、集団免疫を獲得することによって、
感染が止まっています。
やはり多くの人が抗体をもつことが感染防止につながるようですが、
その過程で多くの犠牲者が出る恐れがあるのが、悩ましい問題です。
以前の日記にも書いたように、今回のコロナウイルス感染は
集団免疫を獲得するか、ワクチンを開発するかしか
感染終息は難しいようです。
ウイルスは変異することもあるので、ワクチンは簡単には開発できません。
これまでのさまざまなワクチンも万能ではなかったはずです。
それどころか、ワクチンの副作用が問題になったことも
記憶に新しいところです。
そうすると、スウェーデンのように集団免疫を獲得することがよいので、
日本と状況が違っても、集団免疫獲得の議論をしてもよいと思います。
しかし、政府の方針に従ってステイホームを主張する
マスコミたちから批判されます。
医療崩壊を防ぎながら、集団免疫を慎重に獲得する戦略など
いろいろな意見があってもよいと思います。
仮に中国のように国内でウイルスを制圧できても、海外との交流を
遮断しないといけないので、経済が沈没します。
スペイン風邪も最終的には集団免疫の獲得によって終息に向かいました。
緊急事態宣言やワクチンの開発で終息したわけではないようです。
（医療崩壊を防ぐため、国民生活に一定の制限を加えることは
やむを得ないと思います）
新型コロナウイルスを1日も早く終息させるため、
ひとりひとりができることに自分も取り組みたいと思います。
