国家の内側にみえない国境線を引くグローバリゼーション
グローバリゼーションはこれまでの「国民国家」を
壊していく。
新しい国境線は基本的に世界を二つに分ける。
一方が「近代(モダン)」で、他方が「ポストモダン」
「近代」に入れば、高成長が保証されるが、他方は混沌とした社会ということになる。
ポストモダンに移行した先進国が低成長から逃れるためにとった戦略は、資産価格と外国貯蓄に依存した経済への移行だった。
それができたのは英語圏の国々であり、いずれも高成長を実現させた。
一方、それができなかった非英語圏の国々は低成長に苦しんでいる。
先進国の国々でも二極化が進んでいる。
経済的な意味での国境が消滅しつつある21世紀においては、二極化はいくつもの層で複雑に絡み合いながら起きている。
資産価格に依存した経済が今、大変革?
歴史的な大転換点に立っている今日この頃。