ファナックは、２０２０年３月期の連結業績予想を上方修正し、売上高は前期比２０．３％減の５０６７億円、営業利益は同５０．６％減の８０６億円、純利益は同５７．３％減の６５９億円の見通しとなるそうです。
従来予想は売上高が５０４５億円、営業利益が６９１億円、純利益が５７９億円だったそうです。
アナリスト２１人の通期営業利益予想の平均値は８９９億３０００万円で、１―３月期の想定為替レートは１ドル＝１００円、１ユーロ＝１１５円を想定しているそうです。
通期の業況については、貿易摩擦の影響を含む各国の通商政策や為替動向などの不透明要因から総じて予断を許さない状況が続くとの見方を示したそうです。
2019年４月─１２月の売上高は前年同期比２２．１％減の３８６４億円、営業利益は同４８．８％減の６８６億円、純利益は同５６．１％減の５６５億円だったそうです。
ＦＡ部門では、米中貿易摩擦の影響で中国市場での機械需要の落ち込みがみられたほか、中国市場に依存している台湾でも機械需要が落ち込んだそうです。
ロボット部門では、米州が堅調に推移した一方、中国と欧州は自動車産業向け、一般産業向けともに売り上げが低調だったそうです。
１０―１２月期でみると、売上高は前年同期比１７％減の１２５５億円、営業利益は同４５．１％減の１９６億円、純利益は同６５．３％減の１６３億円だったそうです。
営業利益は回復しつつあるものの、昨年度と比べるとまだまだですね。
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