2019.11.18
やっと一仕事終えて、撤収になった。現地の知り合いから帰る前に飲みに来いとさそわれた。
さしか、いても数名だろうで出席したら、10数名いた。
ついでに、有名な相場師がいた。
おれっち、この世界のこんな有名人呼べちゃうしぃ。知り合いのどや顔は、雄弁にそう語っていた。
大いに盛り上がった。あっちは、顔で笑って腹の中は能面だ。
知っていたら出なかった。心の底から行くんじゃなかったと後悔した。
相場師が相場観をのたまう。
そんなものは、トレーダーにとって、迷惑にしかならないと思う。
どう玉を張るか見送るかは、自分が決める。当たろうが外れようが自分の責任で自分の見立てでやる。
自分の能力に合わせて、戦える場で、戦える玉で、やる。
他人の見立てで勝ったって、一回こっきりだ。だいたい、時間軸が合わねぇと使えたもんじゃない。
あっちは、外面のゆいがと呼ばれている。自分で言うのもなんだが、酌もいけるし、人当たりがそれなりに良いのだ。
ご高名な相場師様にべったりくっつかれて、とうとうと相場観をきかされた。
他の出席者からはジト目で睨まれるし、迷惑きわまりなしだ。睨むくらいなら、この酔っ払いを引き取れよ。
ちっ! 雑音が耳の中に残りまくりだ。
体力的にもへろへろだし、2週間はトレードできねぇな。なまじ名が通った相手だけに、他人の相場観にひっぱられない自信がない。
くそいまいましくて、話にならん