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「面白い」のつくりかた

TV業界ではいぶし銀的な存在で、主にドキュメンタリー番組制作ディレクターとして活躍してきた人物が書いた書籍。自分が作りたいものを作りたいけど、一方では生活がかかっているから、どこかで妥協してしまう。そんなジレンマを突破すべく、制作哲学がちりばめられた書籍。

★「面白いのつくりかた」
  佐々木建一著 新潮新書 2019.9.20.発行

番組制作の裏側が、門外漢にもよくわかるように書かれており、他の職業にも役立つのではないかと思われる考え方が描かれている。著者の関わってきたドキュメンタリー制作秘話も満載なので、そこで紹介された作品も視たくなってくる。

昨今のTV業界の制作風景に、苦言を呈しているところもオモロイ。
「ナレーションの多用はナンセンス」などという辺りは、小説やアニメにもあてはまりそうだ。そういえば、「間違いだらけの文章教室」でも源ちゃんが「書きすぎるのは良くない、書かなくっても感じられる部分は書かない方がイイ」といっていたのと共通するように思われた。

小説だと、地の文でいろいろ説明するなってことなんだろうか。地の文を、極限まで削ると北方謙三親分みたいになっちゃうと思うんだけど、それでイイのだろうか。

やっぱり、もう一度「新宿鮫」をなぞり書きして、その辺りを探らないとイケない。誰かの作品をなぞり書きして研究してみるのは、小説を書きたいのなら一度はやった方がイイと、誰だか忘れたけど古い作家が書いていたのを読んだことがある。それがイヤなら、同じ作品を10回くらい読んでみると、いろいろ勘どころが判明するのかも知れない。

小説というのは不思議なもので、一度読んでしまうと、再読しようという気分になかなかならない。読んで楽しむだけならそれでもイイのだろうが、書いてみたいなどと恐ろしいことを思うような人は、やっぱり研究するしかないように思える。




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