優利加さんのブログ
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高値を更新できないまま10日移動平均線を割り込んだ
昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -79.59 @26,891.12, NASDAQ -46.72 @7,030.66)。ドル円為替レートは107円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が418に対して、下落銘柄数は1,677となった。騰落レシオは129.58%。東証1部の売買代金は2兆3672億円。
TOPIX -19 @1,604
日経平均 -169円 @21,879円
トランプ米大統領の弾劾問題や10月1日の中国の国慶節を前に香港の抗議活動が活発化するのではないかという海外の政治不安が懸念される。米国株が反落したのを受け、売り優勢となった。また、ECBが追加緩和するのではないかという思惑でユーロが対ドルで2年4カ月ぶりの安値となり、連動して円高・ドル安が進んだ。これらを背景に日経平均は314円安まで下げる場面があったが、169円安で引けた。ただ、今日は9月末の配当権利落ち日なのでもともと約160円は下がる計算だった。したがって、実質的には約10円安で済んだことになる。年金などが配当再投資を目的とした買いを入れ、米中貿易協議の進展も相場を下支えした。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線を割り込み、長い下ひげを引いた短陰線で終えた。ザラバでは売りがかなり優勢となったが、下値では買いが根強く、切り返して下げ幅を縮小したことを示している。そうは言っても、高値圏で高値を更新できないまま10日移動平均線を割り込んだということは調整の始まりである可能性が高いので要注意である。
33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、その他金融(2位)、空運(3位)、銀行(4位)、証券(5位)となった。
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