てろてろてろてろ上がっていくチャートがあったとする。後から見たら、適当に入って持っていたらがっつり取れそうに見える。
ガンガンやってる値動きの激しいチャートがあったとする。1本の足が長いから、後から見たら、足一本とっただけでイェイもんで、入れさえすればウハウハのように見える。
両方とれそうに見える。
・・・残念だが、それは、見えるだけだぞなもし。
一般的には、どっちかに絞った銘柄を選び、適した手法を使った方が、早く稼げるようになると思う。
逆から考えたらいいのだ。利益がほしい、手じまいの方法はどうする? ってね。安定した値動きのところで取っている短期日足勝負のトレーダーなら、○%で利確とか、足○本で利確とか、5日移動平均線を割ったら利確みたいな手じまいをやっている人が多い。
値動が大きいところが得意な人は、食い逃げダッシュとか、前日安値切り利確とかね。
いきなり両方で利益を取ることを考えるより、片方をモノにする方が早い。値動きの%が違うと、取ったときやられたときの%も違う。そのあたりが違えば、資金管理や手じまいが変わってくる。
タイプがちがうのに、混在させると、結局のところトータルで勝つのが難しくなる。
自分はどっちが取りやすいのか、どっちで取っているのか、過去の自分のトレードをチェックしてみると、出ている。答えは自分が持っている。
ひっそりと上がったり下がったりしてる野に咲く可憐な動きをやるのか、テーマに乗ってたり値動きが激しかったりする、バカがたかる派手な花をやるのか、決めてみたらどないでっかってことなのだ。
トータルでどっちが自分に適しているのか? 他人の意見より自分の現実を重視する方が、ずっと利益に繋がる。その他人が、カリスマトレーダーであっても師匠であってもだ。
トレードでは、苦手を克服するよりも、得手を伸ばす方が、結果に繋がりやすいと思う。
再現性のある手法であれば、勝ちやすい時期ってやつがある。その時期がくるまで、資金を守ってさえいれば資金は増える。勝てない時期は、ただただ資金を守り、じっと堪える。得意技を磨きながら待てばいいのだ。ー余計なことはせずにー
よけーなことはせずに。この一言が言えるようになるまで、どれだけイタイ目にあったことか。
今でも、完全に余計なことをしていないかと問われれば、お恥ずかしいかぎりなのだが、ボカスやられていた頃に比べたら、超絶激減している。
自分がふつーからの成り上がりで、大半の人がふつーだから、ほとんどの人はあっちと同じだと思うのだ。
自分のとりやすい波を考える。そういう波を形成する銘柄をえらび、余計なことはせずに、その波を待つ。ふつうの人には、これがおすすめだ。
ちなみに、あっちの師匠は、バカがたかる派手な花派。経験値ナッシングで入門したあっちは、そいつを丸呑みして、現在に至っている。