トレードの勉強は、稼ぐためにやるものだと思っている。トレードは稼ぐための手段だ。稼ぐためにやる。
しつこいと言われそうだが、あっちにとってトレードの結果とは、トータルで利益をだすことだ。だからその結果から逆算して、稼ぐってことに繋がることをやる。これが、やるべき勉強だと思っている。
トレード講習を受け始めた頃は、稼ぐための勉強ではなかった。経験値ナッシングで基礎知識もなかったんで、何でもかんでも丸呑みの、知識の吸収のための勉強をやっていた。
具体的には講習内容をパソコンで起こし、手書きでノート作成。うわ、めんどくせぇって声がきこえてくるが、あっちは別の分野でいっぱしになるための工程を踏んでいる。そこで学んだのが、手書きの破壊力のハンパなさだ。キーボードをカタカタやるだけで終了と、手書きでセコセコ、カッターと糊でチャートを貼っていくアナログ作業を上乗せするでは、頭へのたまり方が違うんだよ。
本も雑誌もムック本も、これは三流の下とか、著者が適当というか流して書いた本の判断くらいつく程度には、良書からどうでもいい本まで読みまくった。
何かをものにしたいときの初期は、浴びるようにやるのが、結局は一番早いよね。この時期をあっちは勝手に、勉強のための勉強期間と呼んでいる。
人は、自分で選びたい欲求を持っている。だから、選べるように複数種類の候補を持つ。そして、人は、なぜそうなるのか知りたい欲求を持っている。だから先にその理由を知っておく。トレードにおける勉強のための勉強期間は、これらを得るための期間だと思う
トレードをやってる人は、勉強のための勉強をクリアした人はかなりいる。あっちが受講した株式講習の同期は全員、このレベルをクリアしている。大事なのは、その後なのだ。
トレードをやっている人は、初期に浴びるように知識の吸収をやっていなくても、年月でそれくらいの知識を持っている人は沢山いる。底辺の知識量としては十分すぎる知識量を持っている。にもかかわらず、さらに横に広げようとする。だけど、横に広げた知識で稼げるのか? 稼げないよ。勉強のための勉強は、稼ぐためのそれとは違うかんね。
そこそこの知識をえたら、自分が進む方向を、縦に変える。つまり、稼ぐために手持ちの知識を知恵に変換し、道具化する。自分に適した方法を選んで掘り下げる。あっちはこれが、トレードの勉強の縦化だと思う。
手持ちの技の中から使いやすいものを選んで、まずはたった一つか、その一つと類似したものを一つを足して、二つくらいの技を作り込む。
新しい知識を得ることよりも、お勉強することよりも、利益を得ることに焦点をしぼる。あっちはこの工程が、とても大事だと思う。
まずは最大で2つ作りこむ。言っておくが、たった1つモノにするだけでも、稼げるからね。
研究熱心で十分な知識があっても稼げていない人は、その知識を、稼ぐために使っていないように見える。知識を広げる方向に向かっている人がとても多い。やるべきは、広げることではなく、掘り下げること、知識の道具化だと思う。
株式講習の講義録を読むと、この人もったいねー 努力の方向性を横から縦に変えれば世界は変わるのに、と思うことがけっこうある。
社会人ペーペーだった頃のあっちは、本業関係で同じことを言われていた。当時はわからなかったが今はわかる。当時を思いだして笑っちまったりする。
歳をくうのも、わるくねぇなと思う瞬間だ。