野村ホールディングス(HD)が東京都内で株主総会を開き、東証の市場区分見直しをめぐる情報漏えいで、同社は傘下の野村証券とともに金融庁から業務改善命令を受けたこと、2019年3月期には野村HDが巨額赤字を計上したことなどについて株主から経営陣の責任を問う声が上がったそうです。
総会では永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)ら10人の取締役再任議案が承認され、出席株主は前年比131人増の618人で、所要時間は51分長い3時間11分に及んだとのことです。
永井CEOは総会の冒頭、「株主の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます」と陳謝し、経営責任をめぐる進退に関する質問に対しては「自らの責任で一日も早く業績を回復軌道に乗せたい」と語ったそうです。
総会に出席した70代男性は情報漏えい問題に関し、「情けない話だ。会社の説明に納得できない」と憤り、50代女性は「7年前と同様の不祥事を繰り返している。今の経営体制で改革できるのか」と不信感を隠さなかったようです。
野村は2012年にも増資インサイダー取引問題で行政処分を受け、当時の野村HDトップの引責辞任に発展し、永井氏が後を受けたそうです。
企業体質なんでしょうか。
この会社はよく不祥事を繰り返しますね。
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