2019.06.05
サクランボのシーズンがやってきた。関西より西の人間が、東北に行って、新鮮なサクランボにがっついたとしよう。
背中が痛い、お腹が痛いってなったら、食あたりやアレルギー反応を疑うような症状がでたら、サクランボ疑いをおすすめします。関西人よ、医者に駆け込んだらサクランボを食べたと申告しよう。
かくいうあっち、東北に住んだときに、はねもんのサクランボをたんまり頂いた。そりゃあ嬉しくって、舞い上がってがっつきました。
だってさあ、さくらんぼ=g単価が衝撃的に高い って頭があんだよね。二つに分かれていないハート型のサクランボだとか、多少楕円形だとか変形丸形なだけで、超うっまーなサクランボ様をざるで頂いたんだよ。関西では考えられん。丼いっぱい食べた。超新鮮、うまさが違う。
ああおいしかった、幸せだぁ ・・・そして1時間後くらいか? 背中が痛みだした。つれあいにさすってもらうこと2時間。
吐いてふらふらになったものの、翌朝、完全復活。
疲れがでたんだと思った。週末ゆっくり寝ようなんて考えてた。その日の夜、今度はつれ合いがサクランボを頂いてきた。サクランボうっまー。また大喜びで食べた。
そこから1時間後、吐くは、痛みがひかないは、顔色無くなるわ。前夜の比じゃなかった。あっちの惨状に青くなったつれあいが、自衛隊病院に担ぎ込んでくれた。
一番近い病院が、地元の人が患者のメインの市民病院等ではなく、全国ネットの転勤族がひしめく自衛隊病院でよかったよ。関西以西から東北に転勤してきた人が、サクランボにあたって駆け込むって、そう珍しくないんだそうだ。
関西のかたですね、夕食に何を食べましたか? さくらんぼを食べましたか? って、まずきかれた。
サクランボでアレルギーなんて、考えもしなかった。
超新鮮なサクランボ様は、東北から関西に移送されているあいだに、酵素がぬける。(鮮度が落ちるともいう)。ってことは関西以西人が食べているサクランボはマイルドサクランボだった。だから、少々体質に合わないひとが食べても、そうそう酷いことにはならない。
超新鮮なサクランボ、恐るべし。
がっちりダンディなドクターに、泊ってく? と誘われたが、お家がすぐそこというロケーションだったんで、坑アレルギー剤を処方してもらって帰った。
今年もサクランボのシーズンがやってきた。
あっちは、坑アレルギー剤を飲んでから、少量のサクランボを丁寧に頂く。
横でつれ合いが、あきれ顔で必ず言うのだ「そこまでして食いたいか?」
・・・食いたいに決まってんだろ!