元祖SHINSHINさんのブログ
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しょーがないから、他界の準備
ヒトというのは、いつ死ぬのか誰にもわからない。
でも、そのあと処理を放置してしまうと、現状の空き家問題などがたちまち生じてしまう。
不真面目なようで真面目なオイラは考えるのだった。
自分が死んだときの処理を。
金の話になると突然に豹変する住職は、いうのだった。
この寺にも、ヒトが寄りつかなくなった墓が十三あります。
どーやっても、連絡がつきません。
こういう問題を避けるために、私は率先して生前処理をお願いしているのです。
ある高齢な姉妹は、すでにその手続きを終わらせており、
最後の一人が他界された際には、永年供養の処置に移行されます。
低額コースを高額コースがあって、それぞれ一人●×万円と▲×万円となっております。
shinさんにも、今のうちに考えていただきたいと存じます。
そんなことを言われると、最初は腹が立ったのだが、
実は以前から考えていたことがあったので、住職に語ってみた。
オイラもそんなことを考えていて、寺かもしくは銀行系列の弁護士と契約しておいて、生前遺言を準備したいと。
しかし、住職はいうのだった。
ただ、弁護士というものは、接触するタイミングが早すぎると、
顧問費用というものが生じてしまいます。
shinさんはまだ若いのだから、そー急ぐこともありますまい。
*
たいていのヒトは、どんな死に方をしようが、最後にはなんとか菩提寺に到着できよう。そこで住職がそのヒトの死を確認することによってトリガーとなり、弁護士を介して生前遺言が実行される。そんなスタイルができれば、それは寺にも弁護士にも死んだヒトにもメリットとなる。これは特に、お一人様にとっては、価値のあることではないだろうか?
寺、もしくは銀行には、こういったサービスを可能な限り安価で展開していただけると、ありがたい。
特に最近の弁護士は、顧客の資産を着服する例などあって油断ならない。
しかし、寺もしくは銀行が介入することによって、そうしたイカサマは防止されよう。オマケに、空き家問題やら、放置墓地問題なども解決される方向へベクトルが生じるのだから、こんなにイイこともあるまい。
そんなことを、普段はイイヒトなのに金の話になると豹変してしまう住職へ、語った。ただ、この住職が豹変してしまうのも、寺の存続を考えるあまりであって、決して自分の欲望が元になっているのではないと信じることにする。というのも、実は住職自身がさまざまな病気に病んでいて、そうそう遊びほうけるなどできる体力がない。そんな状態で己の欲望もなにもないと思われるからだ。
寺は、確実に美しくなっている。
それが証明になっているように思われる。
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