TOPIX -20 @1,512
日経平均 -341円 @20,601円
日本株全般は大きく続落した。米中貿易摩擦は解決の目途が立たない中、トランプ米大統領が今度はメキシコにも追加関税を課す方針を示したことで貿易摩擦拡大が警戒されて、売り一色となった。さらに追い打ちをかけたのは中国のPMIが節目とされる50を切ったことで、上海株が下げに転じ、これが日本株をさらに下げた。株価の下押し要因はまだある。このところ米国長期金利が急低下しているため、108円台の円高に振れた。今日のところは三重苦の相場だった。
米国10年国債利回り推移 https://nikkeiyosoku.com/dgs10/
日経平均の日足チャートを見ると、下値目途と見ていた5月14日安値@20,751円を割り込んだ。こうなると、次の下値目途は2月8日安値@20,315円となった。日本時間で今夜の米国株は大きく下げるはずだが、日本株は今日すでに対メキシコの追加関税の悪材料を相当織り込んだので、来週月曜日は下げ渋ると思われる。しかし、10連休明け後、こう次から次へと悪材料が飛び出してくるとチャート上の節目など簡単に吹き飛ぶ。すべての悪材料を織り込んだセリングクライマックスが早く来ないかなあ。日経平均のPER11.63、PBR1.04まで低下してきた。https://nikkei225jp.com/data/per.php
33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、輸送用機器(2位)、ガラス・土石(3位)、保険(4位)、石油・石炭(5位)となった。