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救済策もたつく

 23日のNYダウは、10854.17(‐161.52)で続落。日足基準線11124、日足転換線10971を割り込んでいる。週足基準線11798、転換線11163もはるか上で、日足週足とも下降基調である。救済策発表後も、残念ながら、株価は日足のレベルでも、明確な上昇には転じていない。アメリカ政府の救済策が、議会でもたついていることが嫌気されているようだ。アメリカの報道をみると、救済策に対して、左右両翼から不満が噴出していて紛糾しているようだ。納税者のお金を湯水のように使うのだから、なかなか理解されないのも無理はない。政府介入が普通で国民がおとなしい日本でもそうだったので、市場主義が強く権利意識が高いアメリカでは、抵抗が強いだろう。しかし金融恐慌の危険が戸口まで迫っており、アメリカ当局が迅速に行動できなければ、事態はますます深刻にな、結果として納税者のコストはさらに増大する。それにしても、75兆円という今回の救済策が、株価の基調を変えられないというのは重大な意味をもっており、今回の対策が議会を無事に通過しても、利下げなどの景気対策や金融機関に直接的な公的資金注入など、さらなる対策を迫られる可能性が高いとみるべきだろう。
 為替は105円後半。アメリカの株価をにらんで、荒っぽい動きが続いているが、いったん日足の転換線、基準線をこえてドル高に動いたが、結局ドル安に転じ、日足の転換線105.93の前後の攻防となっている。その下には、週足基準線104.61、週足雲の下限104.43が走っており、ここを割ってくるとドル安に基調がかわってしまうので、警戒が必要だろう。為替以上に荒っぽいのが原油の動きで、ドル安にすすむと一気に原油が跳ね上がる異常な展開が続いている。ドル防衛ができなければ、原油高もまねいて、世界の景気をさらに冷却させてしまう危険がある。
 なかなかトンネルの先がみえない状況である。
 
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