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五木寛之の宗教観と病院観

純粋な原理主義的一神教では、「我らの信じる神以外は信じるな」という姿勢になりますが、日本人が宗教において保ちつづけているシンクレティズム(神仏混淆)の感覚は、貴重なもので、世界に広がっていく必要こそあれ、けっして恥ずべきことではないのだと思います。

先進国でありながら、日本人がいまなお備えているシンクレティズムとアニミズムの感覚は、人間にとって貴重な資産として、この国の未来を支えていくのかもしれません。

これから先の日本は、人口が減り、斜陽化し、産業は停滞していくのは必定でしょう。国家にとっても下山の時代なのです。

経済成長だ、GDPが世界で何番目だと誇るのではなく、日本人が大事にしてきた精神世界の恩恵と、それが持つ可能性を、あらためて国内にも世界にもメッセージすればいい。

アニミズムの経済革命などといえば大げさですが、ゆっくりと下降し、やがては、どこかへ静かに着地する二十一世紀には、そういうことが大きな価値として、歴史に残るのではないでしょうか。
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★「白秋期」
  五木寛之著 日経プレミアシリーズ P.88~89より抜粋

五木寛之は横浜市内、たぶん戸塚に住んでいる。
オイラは、ネコにでも化けて、彼の家へ遊びに行きたい。
いろいろと聴いて欲しいことがあるのだけど、普通は無理だわ。

また、五木寛之による「作家のお仕事」という書籍も発刊されており、
若き頃の村上春樹との対談が載っていて、こちらもオモロイ。
けど、対談の内容は、何言ってんだかよくわからなかったが。

話が飛んだが。
「白秋期」では、五木寛之の病院観が開陳されている。
興味深いことに、彼はたしかに病院が嫌いなのだが、
けれど医学の勉強は人並み以上にしており、そういう方面の書籍も、実は相当な数を読みこなしているという。

けれど、病院に行くのは嫌なので、かなり死にそうな苦しみに遭遇しても、ウンウン唸りながら耐え忍んで生きながらえてきたという。
これはもう、病院嫌いの強者というより他にない。

また、ネットによれば、彼はうつ病に何度かなったらしい。
このことは書籍で触れられていなかったが、おそらくこれも自力で治したのだろう。筋金入りの強者というより他にない。



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