2019年4月21日に創立百周年を迎えるそうです
今日は、卒業生である未生流家元の肥原慶甫(ひはらけいほ)氏と
バイオリン・フィドル奏者の平野有希(ひらのゆき)氏の
花と音楽のライブステージを楽しんできました
今までに、お花を生ける様子をライブで何度か拝見したことがありますが、
肥原慶甫氏ほどお人柄を感じる人は初めてでした
お家元でありながら、
お弟子さんと思われる女性に手伝ってもらう時に「すみません。」と言われるし、
司会者との受け答えもかなり率直である印象を受けました。
ご本人は次男だそうで、学生時代はアメフトをされていたそうですから、もともと家業を継ぐ気はなかったのかもしれません
スタートは遅い方だと思うのですが、
やはり生まれた時から美しいお花が身近にある環境は最強ですね
数ある未生流の中でも本家本元ですし、世襲とはいえ、
腕が伴わないとお弟子さんも後をついていかないと思うのです
文政の時代には未生流二世が嵯峨御所に花務職として仕官され、
法眼の称号を許された経緯があり、
未生流はかつて私が学んだ嵯峨御流とのご縁もあるんですね
そして、エルガーの「愛の挨拶」で始まった、
平野有希氏と後藤亜紀氏のユニットも心癒せるものがありました。
私はアイルランド民謡「ダニー・ボーイ」、
モンティの「チャルダーシュ」がお気に入りです
演奏されていた曲の中には、貴志康一氏の「月」「竹取物語」がありました。
甲南学園ゆかりの音楽家で、
日本人で初めてストラディバリウスを手にし、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者でもあったのですが、
28歳という若さで逝去されたそうです
甲南大学のある岡本は、かつて梅の名所として知られており、
生け花と音楽を楽しんだ後は、岡本梅林公園へ梅見に向かいました