欧米の景気に陰りが見え始めました。
2月度ZEW景況感指数はドイツ単体で-13.4
EU全体では-16.6という低水準。
さらにドイツの1月度製造業PMIは47.6で約6年ぶりの低水準(2ヵ月連続50割れ)
米国では2月度フィラデルフィア連銀製造業景気指数が
前月17、今回予想14に対し 結果は-4.1と大幅に悪化。
にも拘わらず株価は大きく下げることもなく
先週末のNYダウは26000ドルを突破しました。
考えられることは
フィラデルフィア連銀製造業景気指数が50を下回っている時に
FRBが利上げを行った前例がないため、年内の利上げ観測が大きく後退し
むしろ緩和への期待が高まったためではないかと推察しています。
だとすれば過剰流動性相場の復活というシナリオも考えられますが
そんなに都合良く株価が高水準のまま推移するでしょうか。
株価と実体経済は連動しないという見方もある様ですが
景気が悪化すれば企業経営者の心理も悪化し
設備投資や賃上げが棚上げされる恐れが生じます。
またこうした悪循環によって不況が加速することも考えられるため
やはり実体経済と株価は連動するのが自然ではないでしょうか。
因みに両者が連動せずに株価だけ上昇を続ければ
グローバル・マクロ系ヘッジファンドに冷水を浴びせられ
ある日突然大暴落が起こる可能性が高まると思います。(得意の妄想です^^)