イギリスはBrexitや首相不信任で揉めていますが、
イギリスポンドは上昇。マーケットは再国民投票を見越しているのでしょうか。
さてさて、今回はそんなイギリスポンドの豆知識をお届けします。
イギリスポンドの略称は2つあるってご存知でしょうか。
ひとつめはGBP。
これはご存知、Great British Poundの略。
もうひとつはSTG。
イギリスポンドにかすりもしないけどなぜSTG?
じつは、ポンドの正式名称がPound Sterling。
そのSterlingの略がSTGだから。
(ってことは、イギリス・スターリング・ポンドを略すとGBPSTG?
…んな略し方しないか。)
ではなぜイギリスの通貨単位は、Pound Sterlingなのでしょうか?
いくつか説があるそうですが、
Sterlingは銀を指し、ポンドの語源は古代ローマの重さ。(今でも重さをポンドで表す場合がありますね)
古代ローマで1ポンドの銀から240個の銀貨を作ったことに由来するそうです。
あとは昔、Sterlingの意味が星が印されたペニー銀貨を指したからとか、
銀貨を鋳造していたのがスターリング家だったからとか、色々と説がある。
いずれにせよ、イギリスポンドは銀と重さに由来するらしい。
なお、銀の割合が92.5%で他が銅などでできた合金を、スターリングシルバーと呼び、
銀食器やジュエリーに利用されている。
そして、もう一つオマケ。
英ポンドを表す記号は£。
ポンドのPでもスターリングのSでもなく、なぜL?
これは、古代ローマでは1ポンドを、天秤を意味するリブラと呼ぶことから、
LibraのLに横線をつけて£になったんだそうな。
いやはや、通貨単位ひとつとっても、歴史があるものですね。
(ってかイギリス、ローマのこと好きすぎるだろ!?)