外部環境の不透明感が業績の良好さを霞ませている

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外部環境の不透明感が業績の良好さを霞ませている

先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +110.59 @25,669.32, NASDAQ +9.81 @7,816.33)。ドル円為替レートは110円台半ばの先週末比円高での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が482に対して、下落銘柄数は1,550となった。騰落レシオは89.95%。東証1部の売買代金は1兆6766億円。

TOPIX -5 @1,692
日経平均 -71円 @22,199円

TOPIXも日経平均も小幅安となった。トルコ情勢に対する先行き不透明感から円相場が円高方向に動き、輸出関連株の売りを誘った。上海株が2016年1月に付けた安値を一時下回り、日本株相場全体を下押しした。他方、米中貿易摩擦を巡り両国が週内に次官級協議を開催する見通しとなったので、株価の下値を売り叩くような動きもなかった。

2018年4~6月決算発表は既に終了し、良好な決算内容が目立つが、日経平均採用銘柄の予想PERは13倍前後で低迷している。
https://www.asset-alive.com/nikkei/fundamental.php
バリュエーション的には日本株はかなり割安と言えるので、何かのきっかけて大きく反発しても不思議ではない。ただ、足元では、中国景気後退への懸念は強く、トルコ情勢も不透明である。外部環境の不透明感が強いため、日本企業の業績の良好さは霞んでいる。米中の貿易摩擦、トルコ情勢など悪材料への不安が大きく後退するにはまだ時間がかかりそうである。

日経平均の日足チャートを見ると、25日および60日移動平均線はほぼ横向きだが、10日移動平均線は下向きで、且つ、株価はその下にある。時の利は「売り」となっている。少し長い時間軸で見ると、22,000~23,000円の間で上下するボックス圏での動きがまだしばらく続くと見ている。もし、次に大きなショックが来た場合、21,000円くらいまでの深押しも想定しておきたい。その時は年に1回か2回しかない絶好の買い時となるのではないか?

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、倉庫・運輸(2位)、金属製品(3位)、海運(4位)、卸売り(5位)となった。

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