当たり前のことだけど、過去・現在・未来の
一方的な、早送りも、スローモーションも、一時停止も効かない、
やり直しのきかない、無慈悲な時の流れの中で、生きている。
過去の記録は、歴史と呼ばれ、現在進行形の今も、
将来は、歴史と言われるようになる。
(黒歴史とか。。)
____________________________
____________________________
____________________________
しみじみとそんなことを考えるのは、
戦争関連のTV番組を、時節柄、見たからなのである。
長い歴史の中で、最近の一番の教訓は、
戦争は避けるべき であること。
それまでは、戦争による領土拡大、植民地拡大が、
国の発展に直結していたが、
現代の戦争が、地球の滅亡の可能性にまで至る状況になっては、
領土的な野心による戦争は、ナンセンスなものである。
そんなことは、ちょっと歴史を勉強すればわかること。
しかしながら、そんな学も無い無邪気な人達が
こんなにも溢れているのかと。。。
____________________________
今の世界の枠組みは、第二次世界大戦後の、国際連合を中心・・・
というか、アメリカが、世界の警察として、国際的な治安の維持の責任を
担っていくというもの。
そのやり方は、独善的であるという批判も当然あるし、
面白くないと思う国、人々もいる。
アメリカが、その役割を担う動機は、以前は、ソ連という明確な敵国があり、
それに対抗するための、国際的な囲い込み戦略だった。
今は、その仮想敵国が、ロシアや中国ではあるが、それをアメリカの脅威
というには相手が弱すぎるので、大義名分が、失われつつある。
とはいえ、アメリカの力により、世界平和が維持されると信じていた人にとって、
今のトランプ政権は、その根底を覆すものとして、脅威に映る。
その脅威は、まだ、顕在化していない、ように見えるけど、
将来は分からない。
____________________________
政治や経済を動かしている人、株などの投資で利益を上げている人にとっては、
歴史は常識であると思われるが、それがゆえに、
今のトランプ政権の在り方は、不安を感じざるを得ないものであり
ちょっとしたことであっても、過剰な反応につながっているように見える。
それが、本当にちょっとしたことなのか?
それとも、深刻なことなのか?
トルコショックは、今は金融問題かもしれないが、実体経済に波及していけば、
「世界の火薬庫」と言われるような地域での出来事であり、
大事になりかねない。
そんな不安を感じる人は、今後、増えていくのではないか
と思いました。