映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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東京は安値切る瀬戸際、金融不安から抜けだせるか
週末12日のNYは 11421.99(‐ 11.72)と小動き。リーマンの救済については、バンカメが乗り出してくるという話がでてきているようだが、まだどうなるか、不透明で、メリルについても懸念がでているとのことで、なかなか金融不安から抜け切れないという感じである。水準としては転換線11414、雲の下限11337を守っているが、基準線11452にはわずかに届かずという状況。下値は徐々にきりあがってきてはいるが、上値もきりさがってきている。週足でみると転換線11347を抜けているが、基準線は11982でずいぶんと上で、方向がはっきりとしない。ただボリンジャーでみると週足のバンドが急速にせばまっており、転換が近いことを示唆している。長い目では、8月安値11221はいったんきってしまっているものの、7月安値10827を底にして二番底を固めているところと思いたい。民間へ直接に公的な資金を注入することは、共和党には拒否感があるが、この間の経緯をみていると、そうはいいながらも、いろいろな手段で、金融不安をさけるために政府が動いていることは間違いなく、リーマン以外に悪材料がでてきても、なんらかの対策をうってくるのではないか、と思われる。
為替はユーロの下落はいったん収まりつつあるようだが、月足の基準線も割っており、遅行線が日々線とぶつかる近辺でとまっているところ。もし今の水準をきってくるとさらに下もあるかもしれないので警戒が必要だろう。一方ドル円はいぜんレンジ内の動き。週足転換線107.29近辺で小動きである。
日経平均は12214.76円(112.26円高)と4日ぶりに反発し長い下ひげをつけた。だが安値は12059と昨日の安値を下回り、いぜん転換線12489、基準線12763のはるか下で力がない。週足も同様で、MACDもマイナス。12000の大台、そして3月の安値11691がまもれるかどうかという瀬戸際にきている。TOPIXは終値1177、安値1160と、さらに深刻で3月安値1139.62までごくわずか、土俵際まで追い詰められている。日経平均の月足のボリンジャーはバンドが狭まっており、転換の兆しとも受け取れなくはない。だが、まずはNYがはっきり上昇に転じないと上昇へ向かうのは難しそうだ。
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2件のコメントがあります
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たけちゃんマンさん2008/9/13 12:51こんにちは、リーマンの救済ということ自体が恐ろしいですよね。。相当な問題なんだなって改めて実感しますわ。
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映画ずきのしんちゃんさん2008/9/13 18:13うーん、結局倒れそうなところは、りそな銀行と同じように国有化に近いことをしなければならんのでしょう。どれくらい露骨でない形にするかという問題と、共和党に政治的な決断ができるかということなんではないでしょうかね。でもここまできたら、なんでもありで救済するでしょう。しなければ、世界的な株の暴落になりかねないことを当局はしっているはずですからね。金融不安のほうは、そろそろ終わりの始まりじゃないかと思います
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