<今週の主なイベント>
6月12日 「米朝首脳会談」
6月12日 「米5月度消費者物価数」
6月12~13日「FOMC」
政策金利発表(日本時間14日午前3時)
パウエル議長記者会見(日本時間14日午前3時30分)←要注意!
6月14日「ECB金融政策決定会合」
政策金利発表(日本時間14日午後20時45分)
ドラギ総裁記者会見(日本時間14日午後21時30分)
6月14日「米5月度小売り売上高」
6月14~15日「日銀金融政策決定会合」
政策金利発表(15日、発表時刻未定)
黒田総裁記者会見(15日午後15時30分)
6月15日「欧州消費者物価指数」
<今週のポイント>
「米朝首脳会談」
米国主導で何等かの合意に至れば円安・株高の可能性大
平行線のまま終了し交渉継続となった場合
①少しでも進展があったと市場が判断すれば為替、株価共に変動無し
②会談の結果に市場が失望すれば円高・株安へ
期待が既に株価に織り込まれていると考えられており
余程のポジティブ・サプライズがなければ株価の支援材料にはなり難いと予想
「FOMC」
6月利上げは織り込み済み➡利上げが行われても為替、株価共に変動なし
万一利上げが見送られた場合は一時的に円高に振れる可能性大
パウエル議長の記者会見がタカ派的だと受け止められれば
米長期金利が上昇し円高・株安へ
「ECB金融政策決定会合」
量的緩和の縮小または終了スケージュールについて議論される予定
ただ市場は年内終了を織り込んでいると思われ為替、株価への影響は限定的
むしろイタリア情勢やドイツ銀行の経営危機に注意が必要と思われます。
「日銀金融政策決定会合」
緩和政策継続で欧米との金融政策に温度差が意識されれば円安も
「その他の注意点」
米中通商交渉の期限が迫る(6月中)
OPEC総会(6月22日)減産合意の有無
<今後のドル円相場予測>
「ロイター」 108円~111円(今週)
「時事通信」 108円~111.5円(今週)
「スコシアバンク」108円(6月末)
「シティバンク」 111円(3ヶ月後)➡105円(6ヶ月~)
<今後の株価予測>
今後の株式市場は堅調に推移するという見方が大勢を占めていますが
世界銀行が6月5日に発表した「世界経済見通し」は
米国発の保護主義が大きな下方修正リスクになると指摘しています。
一方FRBが着々と利上げを行っているにも関わらず
米国の長期金利は3%で頭打ちの状態が続いています。
従って今後も現状のペースで利上げを続ければ
長短金利が接近または逆転することも考えられ
一転不況に陥るリスクを孕んでいると思われます。。
そのため、6月FOMC終了後のパウエル議長の発言には
一際注目が集まるに違いありません。
因みに最近のNY市場はハイテク株が堅調でナスダックが高値を更新しましたが
万一、年4回の利上げ観測が高まれば一気に反落する恐れがあります。
少なくとも欧米は金融引き締めに向かっている訳ですから
「適温相場」などという都合の良い相場が長続きするとは思えません。
とはいえ、米国はいよいよ中間選挙戦に突入し
トランプ政権としては株価対策も重要課題だけに
株価の暴落は避けたいところです。
そのため中間選挙が終わるまで株価の大崩れは無いと見る識者が多い様ですが
昨年カール・アイカーン氏がトランプ政権の特別顧問を辞任した様に
著名な投資家の中にはトランプ政策が利益相反に繋がるとして
歓迎しない向きも多く、必ずしも中間選挙終了まで株価が安泰とは限りません。
という訳で、天邪鬼&曲がり屋の私としては
根拠なき米株高の終焉は近いと予想します。( ̄^ ̄)ゞ
トリガーになるのはイタリア?北朝鮮?中国?ロシア?ドイツ?
それとも米国の自爆?(^_^;)
勿論そうなる前に日経平均には年初来高値を更新して欲しいのですが
猶予期間はせいぜいあと1~2ヶ月かも。。。。((((((((((っ・ω・)っ イソゲ~ッ!