香港の投資ファンドが東芝に自己株買い1.1兆円要求

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香港の投資ファンドが東芝に自己株買い1.1兆円要求

東芝株を保有する香港の投資ファンド、アーガイル・ストリート・マネジメント(ASM)は、車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)宛てに、6月27日の株主総会前に1兆1000億円の自己株式買い戻しの実施方針を示すよう書簡を送付したそうです。

某社が入手した書簡によると、2017年12月に行った6000億円増資は、東芝メモリ(TMC)売却が完了しないまま、2018年3月末に債務超過に陥る事態に対処するためであり、売却が確定した現段階では必要のない「過剰資本」と主張しているようです。
自己株買い戻し要求額の1兆1000億円は、東芝が試算するTMC売却後の正味現金額に基づいており、米原発子会社ウエスチングハウス(WH)問題が発生する前のレベルの堅固な現金残高と株主資本比率を維持できるとのことです。

これと同時に東芝に時期尚早な合併買収(M&A)は回避するよう求めているそうです。
ASMは書簡で、経営陣は既存事業の再編にコミットすればよく、WHやIBMのPOS事業など、これまでの買収は株主価値の破壊をもたらしており、経営破たんの危機に直面させてきたと指摘し、「将来のM&Aの機会に備えて現金を保有することは、信頼が回復するまで株主は歓迎しない」との見方を示したそうです。

実現はしないんでしょうね。

6502:307円
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