富士フイルムホールディングス(HD)は、石油元売り大手JXTGホールディングスのグループ会社で、細胞培養用の培地を生産、販売する米企業など2社を買収するそうです。
買収総額は約8億ドル(約850億円)で、バイオ事業の強化を図るようです。
買収するのは、米アーバイン・サイエンティフィック・セールス・カンパニー(ISUS、カリフォルニア州)と、日本やアジアの販売を担当するアイエスジャパン(埼玉県戸田市)の2社で、6月までに全株式を取得するとのことです。
培地は、生物に由来するバイオ医薬品の製造などに使われ、2社を合わせた売り上げは年100億円規模だそうです。
富士フイルムHDは近年、バイオ医薬品や再生医療分野に力を入れており、一連の事業との相乗効果が大きいと判断したようです。
東京都内で記者会見した富士フイルムHDの古森重隆会長は「培地ビジネスは今後も成長が見込まれる」と期待を示したそうです。
売り上げは年100億円規模ということは、利益はせいぜい10億円程度ってところでしょうか(確認はしていません)。
となると、利益でもとをとるのに数十年もかかってしまうということでしょうか。
まあ、成長を見込んでいるでしょうから、そんなことはないんでしょうけどね。
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