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歯茎が下がる理由とその対処法

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1、 歯磨きの圧が強すぎる
歯磨きの時、強く磨きすぎると歯茎が傷つき下がってしまいます。歯茎は軟らかい組織であるため硬い歯ブラシや磨き方が強いと傷ついてしまいます。歯がしみることもあり虫歯と勘違いして一生懸命磨いてしまいより歯茎が下がってしまうこともあります。
☞対処法・・・歯磨きの方法を変えてみましょう。歯ブラシの固さは普通のものまたは柔らかめのものを使い毛先の長さがあまり変わらないくらいか少ししなるくらいの力で磨きます。一か月で歯ブラシの毛先が開いてくるようであれば強く磨きすぎかもしれません。毛先が固めから普通のものに変えたばかりは磨けている感じがあまりしないかもしれませんが力を入れず同じところを何回も磨くようにしましょう。

2、 歯ぎしり
歯ぎしりは寝ている間に無意識に強い力で長時間、歯に揺さぶりをかけている状態です。その力で歯を支えている骨が溶かされ歯茎も下がってきます。
☞対処法・・・歯ぎしりの力を分散させるために寝ている時にマウスピ-スを使用して歯の負担を減らします。

3、 歯並びが悪い
歯は顎の骨の中に埋まって生えています。顎の骨と歯の大きさが合わずデコボコしてしまうと歯が顎の骨から押し出されてしまいます。わかりやすいところでいうと八重歯など歯茎の外に押し出されてしまった時は年齢とともに歯茎が下がりやすくなります。また、前歯の歯並びがデコボコしていると歯肉が下がりやすくなると言われています。前歯の噛み合わせが部分的に受け口になると下の歯が強く当たってしまい噛み合わせの力で顎の骨が減り歯茎が下がってしまいます。特に7,8歳くらいの時に前歯が受け口になると上の歯に比べて細い下の歯の歯茎が下がりやすくなります。
☞対処法・・・歯列矯正が必要になってきます。抜歯をする矯正になることもあり、矯正をしても歯茎が戻らない時は歯茎を移植して歯茎の高さを増す方法もあります(ホワイトニング機械)。

4、 爪を噛むなどの癖がある
小学校低学年くらいにみられる癖で爪を噛んだり爪で歯茎を引っかいたりする癖があるお子様は注意が必要です。この癖によって歯茎が傷つけられて歯茎が下がってしまいプラス歯肉炎があると下がりやすい傾向にあります。
☞対処法・・・癖をやめる必要があります。注意深く見てあげることが大切です。またこの年齢の歯肉炎は丁寧な歯磨きとデンタルフロスの使用で改善することが多いですので仕上げ磨きをしてあげてください。

5、 歯周病
歯周病は簡単に説明すると歯を支えている骨や歯茎が下がってしまう病気です。骨が溶け続ければ歯が揺れ最後には歯が抜けてしまいます。初期のころは症状が出にくいため歯周病になっていることに気付きにくいことが多いです。気が付いたら骨がなくなっていた、歯茎が下がっていたというのが歯周病の恐ろしさです。
☞対処法・・・全体的に下がってしまった歯茎を戻すことは困難です。部分的に下がってしまった歯茎を戻すには中の骨を作る必要があります。歯周再生療法で骨を再生させ、その周りの歯茎も上げていきます。このように歯周病による歯茎の下がりは外科的にしか再生することができないのです。歯周病は進行する前に予防する、進行したらそれ以上進行しないように進行を止めることが大切になってきます(歯科ハンドピース)。

歯茎が下がる一番の原因は歯周病と言われています。炎症が起きている歯茎は腫れることが多いので一見歯茎のボリュームが増したようになることもあります。しかし歯石を除去するなど治療をした後に歯茎の炎症が治まり引き締まると歯茎が急に下がったように見えることになります。

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