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映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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宴の終焉か

3月23日の日経平均は 20617.86(-974.13)と急落。日足はしばらくは最後のよりどころだった200日線を大きく割り込んだ。直近安値20937もあっさりと割り込んで2017年の10月水準にまで下落。基準線、転換線、雲の下、遅行線も雲の下、ボリンジャ―はマイナス2σの下にあり、急速にバンド(標準偏差)を広げて下げの勢いを示し、モメンタム(12)はプラス圏から急落してマイナス圏を落下、パラボリックは下向き、MACDはシグナルともマイナス圏を下降、DMIはマイナスDIが優勢でADXが急拡大している。 


 日経平均週足は 基準線の下、転換線の下だが、19606の雲の上、遅行線は日々線と衝突しそうになっており、ボリンジャ―はマイナスσの外側にでてマイナス2σとの間、モメンタムは、マイナス圏を下降すでに2017年10月の水準を下回っており、パラボリックは下向き MACDは再びマイナス圏を下降、DMIはマイナスDIが優勢で、ADXは再び拡大。

 

 日経平均月足は 転換線の下を下降、19496基準線の上、17664の雲の上にあり、遅行線は日々線の上、ボリンジャ―はプラスσのすぐ上まで落ちてきており、モメンタムはピークを付けて下降しているがまだプラス圏、パラボリックが下降に転換、MACDはピークを打って急落落、DMIはプラスDIがまだ優勢だが、ADXは急低下している。


 指標からみると短期では下降方向で勢いが強まっており短期では下値のめどが一目均衡表ではなくなっている。中期も下降基調で勢いが強いが、遅行線と日々線が衝突する20400あたりで一旦抵抗があると思わるが、それを抜ければ雲の上限19606を試す可能性もでてくる。ただし長期では上昇局面の終わりを示唆しているものの、まだ月足基準線19496を切ってはいないので、長期ではこのあたりが下値のめどになるであろう。


 ドル円は 104.74(-0.54)と先週から見ると大きく円高に動いて、105円の岩盤を割り込んだ。日足は5日線25日線75日線の下。直近の安値105.25を切ってきた。基準線、転換線、雲の下、遅行線も雲の下で日々線の下を下落、ボリンジャ―マイナス2σの外でバンドが広がりつつあり、モメンタム(12)はプラス圏から転落してマイナス圏を下降、パラボリックは下向き、MACDはゼロラインに届かずにマイナス圏を下降、DMIはプラスDIが優勢でADXは急拡大。 


 ドル円週足は 基準線の下、転換線の下、雲の下、遅行線も雲の下を下落、ボリンジャ―はマイナスσの外でバンドが大きく開いており、モメンタムは、マイナス圏を下降2017年5月あたりの水準を下回り、パラボリックは下向きで MACDはマイナス圏を下降。DMIはマイナスDIが優勢で、ADXは再び急拡大。 


 ドル円月足は 基準線、転換線の下、雲の中を下降(雲の下限は100.93)、遅行線も日々線の下、ボリンジャ―は横ばいだが、マイナスσを切ってきており、モメンタムはマイナス圏を低下中、パラボリックは下降に転換、MACDはマイナスに転落、DMIはマイナスが優勢に転換している。


 ドル円は短期ではやはり底打ちできず再び下げの勢いを拡大している。一目均衡表上は短期では下値のめどを失っている。中期も下げの勢いが拡大しており、こちらも一目均衡表上は下値のめどがなくなっている。深刻なのは、長期も基準線を切ってきており、マイナスσの下に出てきて下降基調になっていることだ。雲の中をじりじりとさげ雲の下限100.93あたりまで行く可能性がある。


 NYダウは23533.20(-424.69)と二日間で1000ドルを越す急落。三角持ち合いを下に抜けた。基準線、転換線、雲の下で遅行線も雲の下にでてきてしまって、ボリンジャーはマイナス2σの外でバンドが広がっており、モメンタムはマイナス圏を下降、MACDもマイナス、DMIはマイナスが優勢でADXは急拡大。


 ダウの週足も基準線を切ってきており、ボリンジャーもマイナス2σの近くまで下げバンドが広がっており、モメンタムはマイナス圏を下降して水準を切り下げ、MACDはピークを打って下落中、DMIはマイナスが優勢でADXが広がりつつある。


 NYダウも短期は下降基調で勢いが拡大しており、中期も下降局面に転換、勢いを増しつつあるように思われる。


 先週末の日米株価の急落は、トランプ政権の保護貿易的政策による貿易の縮小、それにとなう経済の収縮リスクの拡大によって、ダウの急落と円高の動きが加速、日本の株価を直撃した格好だ。トランプ大統領の誕生後、その危うい経済政策に目をつぶって低金利の宴を楽しんできたマーケットだが、ロシア疑惑や補選での敗北を受けて、中間選挙へ向けて自分の支持基盤を固めるため、トランプ大統領が本来の保護主義的主張に回帰、マイルドな側近の首をきり自分の強硬路線に賛同する側近をそろえたことで、冷や水を浴びせられているところだ。もともと筆者はトランプラリーの実効性そのものに、疑問を抱いてきたが、ついに化けの皮がはがれてきたのではないか、と思えてならない。一方日本の方は、森友学園問題で安倍政権が窮地に立っている。8億円の理不尽な値引き、それを隠ぺいするための改ざん工作ということで疑惑は大きく深い。佐川氏の喚問で落着とはなかなかいかないだろうし、もし麻生財務相が辞任すれば、政権基盤自体が崩れる危険がある。北朝鮮問題の行方も気になるが、そちらがなんとか悪化しないとしても、日米の外部環境は目立って悪化している。企業業績は堅調だとかPERが低いとかいわれているが、ドル円のトレンドは、短期、中期はもちろん、長期まで下落基調になりつつあり、輸出企業の採算点100円あたりまで迫ってくると、様子は一変する危険がある。


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