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スルガ銀行の時価総額がシェアハウス融資懸念で1月から3割減
スルガ銀行の株価が1月から下落基調となり、今月6日までに時価総額の3割を失ったそうです。
スルガ銀行がシェアハウスの建設資金を融資し、その一部が回収不可能になるのではないかとの懸念が浮上し、株価下落の大きな要因として認識されているようです。
問題になっているのは、不動産会社・スマートデイズが運営するシェアハウスへの融資で、スルガ銀行はスマートデイズが運営する物件も含むシェアハウスに関連した融資があることを認めているようです。
シェアハウスは、複数の賃借人がキッチンやトイレ、浴室などを共用する住居で、オーナーは銀行から融資を受けてシェアハウスを建設、その運営をスマートデイズに委託していたそうです。
オーナーはサブリース賃料を受け取り、スマートデイズは最長で30年の賃料保証をしていたそうです。
スマートデイズは、2017年10月末から、オーナーへの賃料支払いを一部減額し、今年1月末には賃料の支払いが「大変厳しい状況」であることを伝えたとのことです。
1月17日と20日にオーナーへの説明会を開催していますが、スルガ銀の株価下落はこの時期に始まったそうです。
スマートデイズによると、2018年1月時点で845棟(部屋数1万1259)のシェアハウスを主に東京都内で運営、そのオーナー数は約700人とのことです。
シェアハウスのオーナーのほとんどが、スルガ銀行から融資を受けていたという一部報道について、スマートデイズは金融機関とオーナーとの契約についてはコメントができないとしているそうです。
UBS証券の銀行アナリスト、伊奈伸一氏は2月28日付のレポートの中で800人程度と報じられているシェアハウスのオーナー数から、スルガ銀行には1000億円程度の融資残高があると想定しているようです。
全額が返済されない可能性があるとして、200億円程度の与信コストが2019年3月期にかけて発生する可能性があるとのことです。
伊奈氏は「リスクを取らなければ、高い利回りの確保はできない」とし、仮に同行に200億円の与信コストが発生したとして、それを埋める利益を出すことは可能とみているようです。
スルガ銀行は地銀のなかでも優良な銀行と思っていましたが、けっこうリスキーだったんですね。
8358:1,736円
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関連銘柄:
スルガ銀行(8358)
こんばんわ、スルガ銀行、致命的な判断ミス??
根本は、政府のマイナス金利政策ですがね、巡り巡り、付けは、民間にきますね。