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トランプラリーの終焉?

3月2日の日経平均は 21181.64(-542.88)と2月26日の終値22153からみるとほぼ千円の暴落。日足は 5日線、25日線、75日線の下で、200日線21179でぴたりと止まった。直近安値21154、ザラ場安値20950はまだ切っていないが、風前の灯火。基準線、転換線、雲の下、遅行線も雲の下を下落、ボリンジャ―はバンドが下向きでマイナスσの下、モメンタム(12)はゼロラインをきるところ、パラボリックは下向き、MACDはマイナス圏を下降、DMIはマイナスDIが優勢でADXは拡大している。 

週足は 基準線21684を割り込んだ形、転換線の下、雲の上、遅行線はまだ日々線の上にある。ボリンジャ―はまだマイナスσの内側にあるが、モメンタムは、マイナス圏を下降中、パラボリックは下向き MACDはマイナス圏を急落中。DMIはマイナスDIが優勢で、ADXは横ばい。 

月足は 転換線を切ってきたところ、基準線、雲の上にあり、遅行線も日々線の上、ボリンジャ―はプラスσの上だが、モメンタムはピークを付けて下降中、パラボリックが下降に転換MACDはピークを打って急落中、DMIはプラスDIがまだ優勢だが、ADXは急低下している。

日経平均はトレンド系指標からみると、短期中期は下降、長期は上昇が終わった可能性を示唆していると思われる。月足ベースでは、トランプラリーの上昇3波が終わり、下降の波に入ったところ、週足では、下降のA波から戻して再び下降のC波にはいったところのようにもみえる。一目均衡表上では日足には下値のめどがなくなっており、下落が続けば日々線とぶつかる20500円近辺がめどになろうか。それが割れると週足の雲の上限19495円、月足の基準線19496円あたりが下値のめどになると思われる。


ドル円は105.75(-0.47)と27日の終値107.31からは大きく下げた。2月26日のザラ場安値105.50をザラ場で割り込み、終値106.29も大きく割り込んで終値で105円台に突入。日足は5日線、25日線、75日線の下で、基準線、転換線、雲の下で、遅行線は雲の下、ボリンジャ―はバンドが下向きでマイナスσの下、モメンタムはゼロラインの下だが若干上昇しているものの、パラボリックは下向き、MACDはマイナス圏をよこばい、DMIはマイナスDIが再び優勢に、ADXは横ばい。 

週足も基準線、転換線、雲の下、遅行線も雲の下、ボリンジャ―はマイナス2σの下でバンドが広がりつつあり、モメンタムは急落中、パラボリックは下向き、MACDはマイナス、DMIはマイナスDIが優勢でADXは急速に拡大中。 

月足は 基準線、転換線の下、雲の中を下降中、遅行線は日々線をしたわまり、ボリンジャ―はマイナスσの近辺で、バンドは横ばい モメンタムはマイナスに沈み、パラボリックが下降に転換、MACDはマイナス圏に突入、DMIはマイナスが優勢に転換。

ドル円はトレンド指標からみると、短期少し戻す気配もあるが、中期は下降、長期のトレンドも下降に転じつつあるという局面である。一目均衡表上は日足、週足は下値のめどはなくなっており、月足でみると雲の下限100.93が次のめど。日本の輸出企業の中小企業の採算のめどは105円、大企業は100円といわれているが、採算点ぎりぎりまで下げてくる可能性がある。こちらも長期的には上げの波動が終わり、下げのA波、戻りのB波が終わってC波にはいっているようにみえる。


ダウは 日足は 基準線、転換線の下で、雲の下限を割り込んできた。遅行線はまだ雲の上、週足は 基準線、転換線、雲、遅行線、ボリンジャ―はマイナスσの上、モメンタムはプラス圏だが低下しつつあり、MACDはマイナス圏に、DMIはプラスDIが依然優勢だがADXが低下しつつある。まだ週足は雲の上、基準線の上で、転換線を割ってきたところであるので、現在は短期の調整のレベルにとどまっているが、24163の週足基準線をきってくれば、中期的な調整にはいってくる危険がある。


3月1日、2日は、トランプ大統領の鉄鋼、アルミへの保護関税導入宣言をきっかけに日米の株価とも大幅な下げとなった。2016年11月からのいわゆるトランプラリーは、低金利政策の継続を前提に、減税やインフレ投資による景気の継続への期待が原動力だったと考えられるが、そのすべてが逆回転しつつある。10年物のアメリカ国債の金利は、景況感が好調な中、減税やインフラ投資がむしろ財政のひっ迫をまねくのではないかという懸念から、日足、週足、月足で上昇局面にあり、これがいわゆる悪い金利上昇となって株価にマイナスの影響を及ぼしている。そしてトランプの保護主義的政策は、TPPからの離脱からさらにすすんで、ついに保護主義的な関税の導入という重大な局面にはいり、中国、EU,カナダとの貿易戦争、貿易の縮小による経済全体の収縮といった懸念を高め、一斉にリスクオフの動きに拍車をかけることになったと思われる。円は、リスクオフの中で円高に動いてゆくのでこれが続けば日経平均、ドル円、トランプラリーの大前提が崩れたため、2016年の11月の水準にまでもどってゆく危険もないとはいえない。


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