大手仮想通貨取引所コインチェック(東京・渋谷)から仮想通貨が流出した問題で、保有者らがコインチェックに現金の払い戻しなどを求める訴えを2月中旬に東京地裁に起こすことが1日、分かった。現時点で約10人が訴えを起こす予定で、提訴までに数十人に増える見込み。現金での払い戻しや、別口座へのNEMの送信などを求める。
コインチェックは保有者に現金で補償する方針を示しているが、弁護団の望月宣武事務局長は「一刻も早く取り戻したい人を救済するため、提訴に踏み切ることにした」と話している。
コインチェックは仮想通貨や現金の出金を一時停止している。