原作の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』を読みました

映画のサブタイトルが「美しき王妃の謎」。
王妃は楊貴妃と知って、なにやら大衆受けっぽいなあ

と思っていたのですが、
意外や意外、読書嫌いの私が夢中で読んでしまいました

クライマックスでの辻褄合わせに無理がありましたが、
空海と橘逸勢のコンビがなかなか面白く、
創作としては良かったと思います

登場人物が多く、頭を整理するために、
もう一度「巻ノ一」(全四巻)から読み直そうと思ったのですが、
図書館で借りていたため、予約が入っていたので読み直しできませんでした。
読み終わったばかりだと言うのに、かなりうろ覚えっぽいです

足掛け17年という歳月を伴って書かれたこともあり、読み応えがありました。
夢枕獏氏は歴史や文化だけではなく、
宗教や呪術についてもかなり調べていますね。
慣習や伝承でも、「あ…、そうかも


思えば、『陰陽師』もこの人の作品ですね

複雑なストーリーを2時間でまとめることができるのでしょうか。
映画の予告編を観ただけでも、期待ができそうです

来月の公開が楽しみです

空海--KU-KAI--