日本マクドナルドホールディングスが発表した11月の既存店売上高は、前年同月比13.1%増と、2015年12月から24カ月連続で増収となったそうです。
外食業界で2年にわたって増収が続くのは珍しいそうです。
店舗改装や新商品で家族客の来店を増やしており、1店舗当たりの売上高も過去最高水準が続いているそうです。
2014年の鶏肉使用期限切れ問題でいったん業績は落ち込みましたが、短文投稿サイト「ツイッター」を活用した販促や新商品でうまく話題を集め、家族客を取り戻したようです。
11月に発売した米国のバーガーの味わいを打ち出した「アメリカンデラックスシリーズ」が好調で、同バーガーの価格は490円と同社の中では単価が高く、11月の客単価は前年同月比7.1%増と2017年で最も伸び率が高かったそうです。
業績が落ち込んでから進めてきた改装はメドがたち、2018年からは抑えていた出店を再び拡大する方針だそうです。
同社は「売り上げを伸ばす余地はまだまだある」(幹部)と強気の姿勢で、バーガーキングなど競合が大量出店に乗り出すなか、積極的な投資で成長を加速させるようです。
落ち込んでいた時期から回復する過程で1年間は前年を上回ることはよくありそうですが、そこからさらに1年間伸び続けるとは思っていませんでした。どこまで続くんでしょうね。
2702:4,915円