積水化学工業は、家庭ゴミや産業廃棄物からエタノールを生産する技術開発に成功したそうです。
燃えるゴミを分別せず丸ごと原料に使ってエタノールを生産できるのは世界初とのことです。
2018年中に10分の1の大きさの実用プラントの建設に着手し、20年代以降の本格的な受注を見込むようです。
ゴミをガス化し、微生物がガスからエタノールを生産する仕組みを利用するもので、ゴミ処理施設の更新に合わせて新技術を備えた設備を提案するそうです。
微生物によるガス発酵技術を持つ米ベンチャーの協力を得て開発を進めており、従来の石化原料由来のエタノールと比較しても価格競争力があると確認したそうです。
国内では20年代以降に毎年3、4基のペースで建設が相次ぐと見込んでおり、30年代半ばに1000億円規模の事業を目指す算段のようです。
ゴミの埋め立てが主流の欧州では、環境規制の観点から焼却施設が増えると見込まれるため提案営業に力を入れる方針だそうです。
「ゴミこそ資源。貴重な都市油田を有効に活用しなければならない」と、上ノ山取締役専務執行役員は6日に同社本社で開かれた記者向け説明会で強調したそうです。
環境に役立ち、コスト競争力もあるということなら、すばらしいですね。
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