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東芝がPC・テレビから撤退や債務超過回避へ資本増強も検討
東芝が9日発表した2017年9月中間連結決算は、純損益が497億円の赤字(前年同期は1153億円の黒字)となったそうです。
半導体子会社「東芝メモリ」の売却に伴う税金を先行して計上したためで、通期の2018年3月期の純損益も現時点では1100億円の赤字となる見通しだそうです。
構造改革を一段と進める方針で、不採算のパソコン(PC)、テレビについては事業撤退を含め検討するとのことです。
来年3月末の株主資本は、負債が資本を上回る債務超過額が7500億円に膨らむ見通しで、東芝メモリの売却を来年3月末までに完了させ、上場廃止基準に抵触する2年連続の債務超過を回避したい考えのようです。
売却益は1兆円強を見込んでおり、売却が完了すれば、通期の純損益は9700億円の黒字に転換するとみているようです。
売却完了までには、独占禁止法の審査や売却差し止めを求める提携相手の米ウエスタンデジタル(WD)との係争の解決といった課題があり、記者会見した平田専務は、東芝メモリ売却が来年3月末に間に合わない場合も想定し、「状況変化に備え、資本(増強の)政策はいろいろと検討している」と述べたそうです。
私自身は上場廃止にはならないと楽観視しているんですが(根拠はありませんが)、どうなるでしょうね。
6502:313円
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関連銘柄:
東芝(6502)
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