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どうも強気になれない

7月14日の日経平均は20118.86(+19.05)日足では基準線、転換線、雲の上でMACDはゼロライン近辺だがかろうじてプラス、値を保っているもののパラボリックは7月7日から下降転換している。週足も基準線、転換線、雲の上パラボリックは上昇であるが、MACDはピークを打ってきている。週足RSIは80%をうって下降中。月足のRSIはきわめて高い93に達している。

7月15日時点のドル円は112.54(-0.74)日足は転換線を割り込み、パラボリックは14日から下向き転換、MACDもシグナルをきってきており、基準線111.57を試す展開になりそう。週足は基準線、転換線の上だが基準線は明確にした向きになっており、MACDはゼロライン近辺で横ばいだが。ADXはマイナスが上。


アメリカの経済指標が弱含み、インフレが進んでいないことが明らかになり、一時上昇していた10年国債の利回りは2.36と以前の高値2.41を抜けずに再び下落しており、債券相場はアメリカの景気の先行きに弱気になっている。ダウは気にせずに上げてきており、ダウと10年国債の金利の相関は、2月までは+0.93と強かったものの、今では-0.31とダウは金利との相関を断ち切って舞い上がっている状況にみえる。景気を無視して金融緩和が続くとみて流動性がなだれ込んでいるのかもしれないが、債券相場とのかい離はいつまでも続くとは思えない。一方日経平均もダウとの相関性を強めていたが直近では連動性が下がりつつあり、5月までは+0.95と強かったドル円との相関性は、一旦-0.2まで下がって為替離れしてあげてきていたが、直近では再び+0.4と為替との連動性を回復しつつある。ドル円がはっきりと頭を打ってきているので、これに引きずられてゆくことになるのか。それともダウにくっついてどこまで踏ん張るのか。日本のEPSもやや低下しつつあり、株も早晩天井圏を形成するような印象をぬぐえない。


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