元祖SHINSHINさんのブログ
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後生だからジェネリックにして欲しい
と患者さんに対して言いたいのは、実は本邦の調剤薬局の本音。
なぜならば、厚労省の締め付けが厳しいからなのだ。
後発品使用率の目標を80%に定めている厚労省は、
ノルマを達成できなかった調剤薬局に対して、
近々、調剤基準加算を大きく引き下げる算段をしているという。
こうした動きを察知してなのか、
このところ、個人系調剤薬局の閉局が目立ってきている。
業界の中でそう耳にするし、
オイラの自宅近辺でも閉局した調剤薬局が複数あるのを知っている。
経営の苦しいところほど、
たくさん在庫を抱えていられない。
たとえば錠剤でいうと
同じ成分の薬剤に対して、
先発品と後発品、かつそれぞれに普通錠とOD錠(水なしで飲める)、
最低でも都合四種類在庫するのは、厳しい。
薬にも期限があるので、
期限切れになったら廃棄するのが、普通だし。
(エグいところは、現金問屋に売っているらしい)
もっと経営が苦しくなってくると、
生き残ろうとするあまり
いっそのこと先発品を在庫しなくなり、
先発品希望の患者を避けるようになってくる。
そして、そういう調剤薬局が増えてくると、
先発品希望の患者は邪険にされるので、
結果的に患者は仕方なく、あっちこっちたらい回しを余儀なくされる。
他にも新規基準を満たさないと、
業務拡大も覚束ないので、これも個人系調剤薬局にはネックになってくる。
じゃあ門前の大手なら平気かというと、
これもまた、門前なんだからと調剤基本料の引き下げに既にあっている。
つまり、なんだかんだ調剤薬局は厚労省から
いじめれているのが実体。
生き残るのが、至難のわざ。
この業界も、一寸先は闇なのだ。
PS:大手ジェネリックメーカーは、ちゃんと日本国内に工場を持っています。
後生ですから、ジェネリックを選択して下さい。
いくら先発薬を希望してもジェネリックしか出してもらえないのはそういう理由だったんですね。
調剤薬局も大変なんですね〜納得しました!
これ、ホントウの話なんです。
ええ、オイラのブログが、春樹の材料になっているくらいに。