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化学合繊大手は原油安で利幅拡大し6社とも最終増益

化学合繊大手6社の平成29年3月期連結決算が16日に出そろい、全社が最終増益となったそうです。
原油安で原料のナフサ(粗製ガソリン)が値下がりし、石油化学製品の利幅が拡大したようです。
収益性の高い商品の販売拡大や不採算事業の縮小も利益を押し上げたようです。

三菱ケミカルホールディングスと住友化学を除く4社は最高益となったそうです。
売上高は円高に加え、原料価格に連動して販売価格も下がったために全社が減収となったそうです。

同日決算を発表した住友化学は、シンガポールの石化子会社が好調で、持ち分法投資利益が増えたことなどから増益は確保したそうです。
三菱ケミカルHDは、インドなどでポリエステル原料事業から撤退したのを受けて関連損失や税金費用が減ったそうです。
東レはリチウムイオン電池材料のセパレーター(絶縁体)、三井化学はめがねレンズ材料などがそれぞれ好調だったそうです。

平成30年3月期の最終利益は17%増の住友化学以外は横ばいか減少を見込むそうです。
住友化学の野崎専務は石化製品について「需要そのものは堅調だが、インドなどで新設備が立ち上がり、供給が増えるため、利幅は縮小する」と予想するそうです。

今年度の業績予想は保守的に見積もっているんでしょうか。
それとも本当に落ち込んでしまうんでしょうかね。

4188:853.6円、 4005:604円、 3402:925.8円、 4183:574円
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