昨夜の欧米株式市場は予想以上の反騰ぶりでしたが
恐らく地政学的リスクやフランス大統領選挙に対する不安に乗じ
リスクオフを煽っていたハゲタカファンドが撤退を始めた所為ではないでしょうか。
東京市場に対しては「北」を取り巻く地政学的リスクを利用し
「円買い、日本株売り」を仕掛けていた様ですが
最悪の事態は回避されそうなので、円のロングポジションを縮小していると思います。
アメリカ政府が4月28日に暫定予算の期限を迎えることもあり
このところドルが売られています。
しかし同時に円高も一服していることが、そのことを裏付けている様な気がします。
また米国政府は4月28日までに新しい歳出法案を何とか成立させると思いますが
その時点でドル売りは止まり、相対的に円安に振れるのではないかと予想しています。
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18825.html
一方北朝鮮問題ですが、核実験の準備が整っているとすれば何れ実施するとい思います。
恐らく米国艦隊が撤収した後ではないかと考えていますが
米・中・韓は既に承知していることなので、今後北が核実験を行ったとしても
軍事行動に出ることは無さそうです。
つまり終わってみれば従来と何も変わらず、問題が先送りされただけという
実に人騒がせな馬鹿馬鹿しい結末を迎える様な気がします。
という訳で、日経平均は何とか19000円台を死守出来そうな状況になったと思います。
因みに日経平均のPERは今日現在 およそ15.8倍(PBR=1.24倍)。
仮に16.0倍が妥当な水準だとすれば、計算上は19300円になります。
また騰落レシオは88.1%。チャートも25日線(18790円)を明確に上抜け
場中75日線(19098円)を超える場面もありました。
終値は19079円でしたが、今後円安に振れる可能性が示唆されるだけに
意外に早く19500円の背中が見えて来そうです。