資生堂は、しわを改善する効果がある薬用クリームを６月21日に発売するそうです。
30年以上にわたる研究の成果を生かし、深いしわに対しても有効な成分「純粋レチノール」を配合、厚生労働省から医薬部外品の許可を得たそうです。
加齢によるしわの増加を気にする30代以上の女性を取り込む狙いのようです。
薬用クリーム「エリクシール・シュペリエル・エンリッチド・リンクルクリームＳ」（店頭想定価格は5800円）は、アンチエイジング（抗加齢）を前面に出したスキンケア化粧品ブランド「エリクシール」から発売するそうです。
寝る前などに塗ると、体の細胞内でヒアルロン酸の生成を促進し、水分量が増え、皮膚が柔らかくなってしわが減るそうです。
資生堂がレチノールを９週間試した実験によると、しわの度合いを示す７段階の「シワグレード」で4.75だったしわが、４に改善できたとのことです。
ドラッグストアや総合スーパーなど約１万5000店舗で販売、今年だけで約100万個を売り上げたい考えだそうです。
今後は女優の石田ゆり子さんらを起用し、女性が表情豊かに過ごすことを応援する「表情プロジェクト」を展開、他の化粧品ブランドでもレチノールを配合した商品を投入していくそうです。
しわの改善効果をうたった商品は、ポーラも薬用美容液「リンクルショット・メディカル・セラム」を１月１日に発売したばかりで、同社は肌のシワの原因とされる物質の働きを抑える新成分を発見し、資生堂に先駆けて昨年11月に厚労省から初の許可を取得し、初年度に、単一の商品としては同社最大となる100億円の売り上げを目指しているそうです。
少子高齢化で顧客の平均年齢が上がるなか、有望分野をめぐる競争はますます激しくなるようです。
100万個売れれば、58億円の売り上げになるんですね。
本当にしわが減るのであれば、女性にとってはこれくらいの値段なら安いものなのかもしれませんね。
4911：2,880円、 4927：2,568円
