アスクルは、火災が起きた埼玉県三芳町の物流拠点について、帳簿上の資産額が合計約121億円だと明らかにしたそうです。
火災で使えなくなった資産の額から保険金を引いた金額が最終的な損失額になるとのことです。
28日発表したEC事業の2月度実績では、「LOHACO」の売上高は38億7900万円で、前期比31.8%増でしたが、伸び率は1月と比べ10ポイント以上落ちており、火災の影響があったとのことです。
火災が起きたのは「ASKUL Logi PARK 首都圏」で、16日に出火し、延べ床面積約7万2000㎡のうち約4万5000㎡が焼け、22日に鎮圧されたそうです。
帳簿上の資産約121億円の内訳は、建物など有形固定資産(リース資産を除く)が95億6600万円、ソフトウェアが6000万円、商品(棚卸し資産)が25億1700万円で、このほか、土地約47億円とリース資産約20億円があるそうです。
火災保険として25億円、運送保険として約21億円を支払い限度とした保険に入っており、資産額から保険金を引いた金額を最終的な損失として計上するそうです。
保険金の確定までに時間がかかるため、計上時期にずれが起きる可能性があるとのことです。
このほか、近隣の安全を確保するための調査費用や、配送の遅れなどによる売上高・利益への影響などが確定できておらず、2017年5月期業績への影響は判明次第公表するとのことです。
たった一つの火事が大きな影響を与えそうですね。
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