チェコ・フィル(ストリングカルテット)のコンサート

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チェコ・フィル(ストリングカルテット)のコンサート

 

 名門チェコ・フィルの名手たちのカルテットを聴きに、京都コンサートホールに行ってきました。室内楽は普段はCDで聴いています。コンサートホールで聴くのは初体験でした。
 音楽っていいものですね。

 
 プログラムは誰もが知っているクラシックの名曲から、タンゴ、ジャズ、ビートルズまで、いっぱい詰まってました。
まるで「音楽のおもちゃ箱」というか、「音楽の宝石箱」と言おうか。


1 アイネ・クライネ・ナハトムジーク(モーツァルト)より 第一楽章
 → 小さな夜の音楽という題名に相応しい美しい演奏でした。

2 G線上のアリア(バッハ) 
 → バッハの音楽はいつでも心に沁み込んできます。

3 セレナード(ハイドン)
 → この曲、実はハイドンではなくて同時代の作曲家ホフシュテッター(1742-1815)の作だそうです。今回曲目の解説でそのことを初めて知りました。 

4 トルコ行進曲(モーツアルト)
 → 楽器にはそれぞれ個性があります。僕にとって、この曲はやっぱりピアノで聴くのがべストと思いました。

5 エリーゼのために(ベートーヴェン)
 → エリーゼとは如何なる女性なのでしょう?
 
6 トロイメライ(シューマン) 
 → 「子供の情景」の中の一曲。中学校の音楽の時間にこの曲を教わった直後に、ラジオでこの曲を聴いて大変印象深く感じたことを思い出します。なんか自分が急に大人になったように思ったのです。

7 ワルツ(ブラームス)
 → この曲はザイラーご夫妻の連弾で「かやぶき音楽堂」で聴いたことを思い出しました。また、かやぶきに行きたい。

8 子犬のワルツ(ショパン)
 → ころころした子犬が庭を駆け回っている情景が脳裏に浮かびます。この曲もピアノがベスト。

9 ユモレスク(ドヴォルザーク)
 → いつ聞いても楽しい。軽くて楽しい曲。

10 剣の舞(ハチャトゥリアン)
 → 平原誠のピアノで何回きいたことだろう。情景が浮かぶような彼の演奏が好きです。


  - 休 憩 -


11 「天国と地獄」序曲(オッフェンバック)より
 → なんで小学校の運動会でこの曲が使われるのかさっぱり分かりません。フレンチカンカンの挑発的かつ刺激的な女性ダンサーの身体の動きと、かわいい児童が懸命にかけっこしている情景は全く異質です。この曲を毎年採用している先生方の御高説を伺いたいものです。怒ってます。(笑)

12 美しく青きドナウ(シュトラウス2世)
 → 毎年元日に、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでTVでお耳にかかっています。最高に美しいワルツ。弦の響がいい。

13 乙女の祈り(バダジェフスカ)
 → この一曲のみで作曲のバダジェフスカは世界中に名を知られている。ピアノを習った女性で発表会で演奏しなかった方はいらっしゃらないのでは? 乙女の言いなりになりそうなほど、とびきり美しい曲。

14 メリー・ウイドー・ワルツ(レハール)

15 チャールダーシュ(モンティ)
 → 後半の速いテンポの超絶技巧はどんな楽器で聴いても唸ります。どの演奏も人間技とは思えません。

16 リベルタンゴ(ピアソラ)
 → コマーシャルで使われた曲。安易に名曲をコマーシャルに使う会社は大嫌いです。

17 イエスタデイ(ビートルズ)
 → ビートルズファンでなくても誰もが愛した曲。世界で最も多くカバーされた曲としてギネスが認定。

18 ムーンライト・セレナーデ(グレンミラー)
 → スイング・ジャズのスタンダードナンバー。

19 ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)
 → アルゼンチンタンゴの最も有名な曲。

20 A列車で行こう(エリントン)
 → ジャズのスタンダード・ナンバー。

アンコール曲は三つ
・ ロメオとジュリエット
・ ラデッツキー行進曲 
・ ???
もう一曲あったのですが、悲しいかな、題名がどうしても出てきません。



人生の謎、喜び、哀しみ、そして平安…こうした神秘的な経験を表現するのには、言葉よりも音楽のほうが適している。

幾千の言葉を重ねたところで、文学は音楽にはかなわない。

優れた音楽は、疲れた知性に清涼感を与え、そして悩める感情に慰めをもたらしてくれる。
   
-ポール・プラントン-



 ポール氏は不思議な人生経験を表現するには「言葉よりも音楽の方が適している」と言ってますが、とはいうものの、Blogの表現手段は言葉が主体です。今回、音楽について、その内容を十分伝えることはやはりかないませんでした。

 
 蛇足:
癒しといえば、音楽療法があります。音楽はもともと苦痛を和らげるものとして生れたとか…。それで、ある本にはこんな効能が書いてあります。翔年は「G線上のアリア」で赤ん坊が泣きやんだ経験を持っています。めなさんはどうですか?
・胎教には「トロイメライ」 ・赤ん坊の夜泣きを富める「G線上のアリア」 ・乳幼児教育に「乙女の祈り」
 








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