トランプ氏が勝利し、一瞬急騰し、そして元に戻った金価格。
今は食指が動かない(買う気がおきない)けれど、ちょっと気になる金。
というわけで、今回は「輝け! 第一回ゴールドETF選手権!」を勝手に開催します。
日本市場に上場している金のETFは、なんと5本もある。
しかも、それぞれ微妙に性質が異なる。
では、それぞれの特徴をざっくりと紹介しよう。
1326:SPDR ゴールド・シェア
組み入れ資産:実物の金
対象指数:ロンドン渡し金価格(LBMA金価格)
信託報酬:0.4%程度
1328:金価格連動型上場投資信託
組み入れ資産:リンク債
対象指標:ロンドン渡し金価格(LBMA金価格)
信託報酬:0.5%以内
1540:純金上場信託 (金の果実)
組み入れ資産:実物の金
対象指数:東京商品取引所の先物価格から現在価値を算出(理論価格)
信託報酬:0.4%
1672:ETFS 金上場投資信託
組み入れ資産:実物の金
対象指数:ロンドン渡し金価格(LBMA金価格)
信託報酬:0.39%
※外国籍のETF
1683:国内金先物価格連動型上場投信
組み入れ資産:東京金先物と東京金先物ミニのポジション
対象指数:東京商品取引所の先物の期先限月の清算値
信託報酬:0.45%
この様に、
・現物の裏付けがあるもの(1326、1540、1672)とそうでないもの
・対象となる指数がLBMA金価格(1326、1328、1672)と
東京商品取引所の先物価格から算出するもの
・外国籍のETF(1672)とそうでないもの
などの違いがある。
外国籍のETFは、日本の税金+外国の税金が取られる場合があるので注意。
そして、現物を組み入れていないものについては、信用リスク等があるので注意だ。
もっとも、現物保有のETFも ルパン・リスク があるけれど。
(金庫の中の金塊はいただいたぜ。あばよー、とっつぁ~ん!)
さて、それぞれのETFのリターンはこちら。
データはブルームバーグから取得し、表にした。
…結構バラバラ。
一応、yahooの比較チャートも載せておく。
1672:ETFSのブレが凄いな(汗)
流動性不足による乖離や、基準となる値が違うのも原因だろう。
この結果をどうみるかは皆さん次第。
もっとも、他の投稿でも書いている通り、これはあくまで過去の軌跡。
将来どうなるかはわからないので、参考程度に留めてくだされ。